あなたのお家の冷蔵庫の中にはありませんか?スキムミルク。
カレーやシチューに入れるとコクがアップして美味しくなるし、パン作りには欠かせないアイテムなので、我が家では重宝しています。
そんなスキムミルクですが、犬に与えても大丈夫なのか?と気になっている飼い主さんが多いようです。
そこで今回は「犬とスキムミルク」について調べてみました。
そもそもスキムミルクって何?
スキムミルクって何?という方もいるのではないでしょうか。私も昔は「何なんだろう…」と結構長く疑問に思っていました(笑)
裏面を見ると「脱脂粉乳」と書いてあります。そう、カタカナになると途端分かりにくくなりますが、スキムミルク(正しくはスキムミルクパウダー)とは、牛乳から脂肪分を抜いて残った乳を粉末にしたものだったんです。
スキムミルクのパッケージに「低脂肪」と書いてありますが、それもそのはず。(因みに脂肪分はバターやクリームになります)
なので、スキムミルクには脂肪分以外の牛乳の栄養がそのまま残っていることになります。「栄養豊富」と言われているのもこのため。
だから「犬にスキムミルク」は、「犬に牛乳」と思ってもらっていいかもしれません。
でもそうなると気になるのが、牛乳がNGなワンちゃん達です。
牛乳がダメな場合はスキムミルクもダメな可能性が高い
一般的に、「犬に牛乳は良くない」と言われていますよね。
牛乳に含まれる“乳糖”を分解する酵素をワンちゃんは持っていなくて、消化ができずにお腹を壊して下痢をしてしまう子が多いためです。
しかし、「飼い主なら一度は気になる?犬に牛乳は与えてもいいのか調べてみました」にも書いてあるように、実は大丈夫なワンちゃんも結構多いです。
私は、問題なく飲めるワンちゃんには牛乳は与えても良いと思っています。栄養が豊富ですし、喜ぶ子も多いですからね^^
同時に、体調が悪くなってしまうワンちゃんには無理に与える必要は無いと思っています。牛乳以外のものからでも栄養補給は可能ですので。
そして、これら乳糖に関する問題に加えて、当然牛乳にアレルギーを持つワンちゃんにはスキムミルクはNGとなります。
ですので、冒頭の質問。「犬にスキムミルクは与えても大丈夫か?」については、「牛乳が大丈夫な子だったら大丈夫」という答えになります。
スキムミルクはヤギミルクの代わりになる?
飼い主さんの中にはスキムミルクをヤギミルクの代わりとして使えないか…と思われている方もいらっしゃるようです。
理由は主にヤギミルクの値段。
品質にもよりますが、たしかにヤギミルクって結構高いですからね。。代わりに使えたら助かる!そのお気持ちはよーく分かります(;´∀`)
(それに似ていますよね、見た目も味も…笑)
でも、残念ながらスキムミルクではヤギミルクの代わりにはなりません。
理由は上述の通り。あくまでもスキムミルクは牛のお乳で、ヤギミルクはヤギのお乳。全くの別物なのです。
「牛乳がダメでもヤギミルクは大丈夫」なワンちゃんには、やっぱりヤギミルクを与えてあげるほうがいいでしょう。
スキムミルクの栄養と与え方など
スキムミルクには、先にも書いたように、牛乳から脂肪分を除いた栄養がそのまま含まれています。
タンパク質、各種ビタミン、ミネラル。有名なように、カルシウムも豊富です。
牛乳が大丈夫な子には、与えすぎなければ、とても良い食材と言えますね^^
我が家でもたま~に、フードにかけたり、そのまま溶かして飲ませたりして与えています。
また、手作りご飯で苦労する「カルシウム補給」にも良いと思うのですが、やっぱりそればかりに偏るのはよくないので、あくまでも「カルシウムが豊富な食材の1つ」という認識でいるのが良いのではないかと。
栄養が計算されたドッグフードオンリーの場合は、さらに注意で、与えすぎると栄養バランスが崩れてしまうので気をつけましょう。
まぁドッグフードでも手作りご飯でも関係なく、どんな食材も「与え過ぎ」なければ大丈夫なことがほとんどなんですけどね(・∀・)
はじめてあげる場合は少量から…で、まずは試してみて下さい。
まとめ
牛乳とほぼ同じ栄養を持つスキムミルクは、牛乳が大丈夫なワンちゃんは大丈夫、ダメなワンちゃんはダメ…と言えると思います。
あなたの愛犬はどうでしょうか?いずれにせよ、はじめて与える場合は「少量」から様子を見てみて下さいね。
また、「ヤギミルク」とは似て非なるものなので、気を付けるようにしましょう!