かいわれ大根ってあなたのご家庭ではよく食べられますか?
うちでは皆無…と言っていいくらい登場しない「レア野菜」なのですが(笑)健康に良いということは前から知っていました。
そこで先日久しぶりに買ってみたんです。その際「犬にも大丈夫なのかな?」ということが気になりました。
今回は「犬とかいわれ大根」についてのお話です。
目次
かいわれ大根は犬にあげても大丈夫!
まず、かいわれ大根は犬にあげても大丈夫!な食材です。
…その点を踏まえたうえで「かいわれ大根はどんな野菜なのか?」について書いてみたいと思います。
スプラウト系の野菜が凄い理由
ずばり、「かいわれ大根」は、大根になる前の新芽(スプラウト)のことを言います。
かいわれ大根のほかにも、スプラウト系の野菜ではブロッコリースプラウトなどが有名ですね。
これらスプラウト系の野菜の凄いところは、成長した食用部分(大根やブロッコリー)には含まれない栄養素をたくさん含んでいることです。
かいわれ大根に含まれる栄養素
イソチオシアネート、ジアスターゼ、βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンE、メラトニン、ナイアシン、葉酸、ビオチン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、モリブデン
ざっとあげただけでもこれだけの栄養素が、あの一見頼り無さそうな(失礼)新芽にギュッと含まれています。
この中でも、例えば成長した大根にはほとんど含まれないβカロテンが、かいわれ大根には豊富なんです。
これは~発芽の過程で、有用成分が生まれるかららしいですが…凄いですよね!
新芽のパワーここに見たり!という感じです。
かいわれ大根の効果?注目の栄養素!
多くの栄養素がかいわれ大根に含まれていることが分かりましたが、中でも含有量が多かったり、注目したい栄養素について、ここではご紹介します。
イソチオシアネート
言わずと知れた大根の辛味成分です。殺菌効果があり、がん予防にも効果的との報告があります。
ほか、デトックス作用、血液をサラサラにして詰まり予防、代謝アップで太りにくい体に、食欲アップ…などなど、さまざまな効果が期待できます。
メラトニン
一瞬シミのもとになるメラニンと見間違えてビクッとしてしまいましたが(笑)こちらも有名な成分ですよね。
「睡眠ホルモン」とも言われている、眠りにいい作用が期待できるホルモンです。(…ふと犬にも不眠ってあるのかな?と思ったらあるみたいですね。でも認知症や病気が隠れてたりと、人の不眠とは違う感じですが。)
ビタミンK
脂溶性ビタミンの一種で、血液凝固や骨形成に関係しています。
ビタミンC
抗酸化作用の高い水溶性ビタミン。免疫力アップに効果的。
犬へのかいわれ大根の与え方
かいわれ大根の素晴らしさを知ったら、すぐにでも愛犬の手作りご飯に取り入れてみたくなっちゃいますね!
かいわれ大根は生で与えても大丈夫。熱に弱い栄養素のことを考えると、生で与えられる野菜は生で与えるのが理想です。
(根本は切って、茎から上の部分を使ってくださいね!)
ただ、ピリッと辛いのが特徴なので、それが苦手なワンちゃんの場合はサッと軽く火を通してもOK。
多少、栄養素は壊れてしまうかもしれませんが、ビタミンKなどは油と一緒に摂ることで吸収率がアップするので、色んな調理法を試してみてもいいと思います。
デリケート!?かいわれ大根の保存方法
いつのまにか冷蔵庫の中で不快な臭いを発しているお野菜を見つけることはありませんか?(汗)
傷みやすい野菜は本当にしっかり気にしていないとすぐにダメにしてしまうので注意が必要。
かいわれ大根も、パッケージには載っていませんが、購入後の賞味期限は「2~3日」と思ったほうがいいです。
その際、入っていた容器に、根は付けたままで野菜室に保存します。
もうちょっと長く持たせたい…という場合は、容器に少量の水を入れて、その上からしっかりビニールを掛けましょう。そしてお水は毎日取り替えてください。これで1週間程度は持つようです。
まとめ
かいわれ大根について調べてまとめてみました。
豊富な栄養素を含み、さまざまな効果が期待できるかいわれ大根は、私たち人間はもちろんのこと、愛犬の健康にもぜひ役立てたい「優秀野菜」であることが分かりました。
生でも与えられるので、サッと取って、洗って、刻んで…ポンっと愛犬のご飯に乗せられる手軽さも魅力ですね(・∀・)
あなたもどうぞ活用してみてください~!