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犬の栄養学

貧血防止に!犬ご飯で意識したい鉄分の多い食べ物【まとめ】

人間でも多い貧血。それは毎日の食事から摂る「鉄分」が少ないことも1つの原因のようです。

人間が不足気味なら…ワンちゃんにも当てはまりそうですよね。(特に手作りご飯がメインの場合)

そこでこのページでは、犬が食べてもOKな「鉄分が多い食べ物」をまとめてみました。

貧血防止に!手作りご飯を作るときに参考にしてみてください。

※鉄分の働きや必要量などについてはこちらをどうぞ↓
⇒ 犬はどのくらい鉄分が必要なの?不足や過剰、手作りご飯の難しい話

犬ご飯に使おう!鉄分の多い食べ物

早速、鉄分の多い食べ物をご紹介していきます~。

なお、ここに記載している食材は全て「犬が食べてもOK」なものですので、安心して愛犬に与えて大丈夫です^^

鉄分の多い食べ物いろいろ(食品100g当たり)

  • 豚レバー … 13mg
  • 鶏レバー … 9mg
  • パセリ … 7.5mg
  • 牛肉(センマイ) … 6.8mg
  • たまごの卵黄 … 6mg
  • あゆ(焼) … 5.5mg
  • 鶏はつ … 5.1mg
  • 牛レバー … 4mg
  • 豚はつ … 3.5mg
  • つまみ菜(生) … 3.3mg
  • 納豆 … 3.3mg
  • アマランサス … 9.4mg
  • オートミール … 3.9mg
  • 切干大根(乾) … 9.7mg
  • あおのり(乾) … 74.8mg
  • ひじき(乾) … 55mg
  • きくらげ(乾) … 35.2mg

こんな感じになっています。

やはりレバーが強いです!他にも、センマイやはつといった内臓系に鉄分が多いことが分かりますね。

こうして見ると、圧倒的に動物性の食品に多いのが分かります。植物性食品では、納豆などの大豆製品や海藻類に鉄分は多く含まれています。

3番目にはパセリも食い込んでいます…が、こういう軽い食材はかなりの量が必要になるためあまり現実的ではありません^^;

やっぱり鉄分補給にはレバーが一番良さそうだなぁという印象。

レバーについて詳しくは↓
⇒ レバーを犬の手作りご飯に使おう!量や与え方の注意点をご紹介

最後の海藻&乾物グループはもの凄い数値ではありますが、こちらも重量が軽いため、パセリと同じようにメインの補給源としては不向きです。

水で戻したらどんだけの量になるんだ…(゜o゜;

ただ「鉄分が多い食べ物」に変わりはないので、もちろん活用するのはおすすめです~

鉄分の吸収率ってどのくらい?

食材に含まれる鉄分の量がそのまま体に吸収されるわけではないので、「なるべく吸収率をアップさせる」工夫が大事です。

その前に、まずは鉄分の吸収率について。

実は鉄には、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。

それぞれの吸収率は以下の通り。

  • ヘム鉄 … 10~20%
  • 非ヘム鉄 … 2~5%

そうなんです!ヘム鉄のほうが、非ヘム鉄よりも5倍以上も吸収が良いことが分かっているんです。

もともと鉄分が多い食べ物も動物性食品が多いので、これは都合がいいですよね。(ΦωΦ)シメシメ…という感じ。

(それに犬は動物性食品の消化がスムーズだし^^)

でも非ヘム鉄もある工夫をすることで吸収率をアップさせることができます!その方法は…

非ヘム鉄の吸収率をアップさせるなら

非ヘム鉄のままでは吸収されにくいなら、「ヘム鉄」に変身させてしまえばいいのです。

それを可能にしてくれるのがビタミンC。ビタミンCは、吸収されにくい鉄を吸収されやすい形の鉄に変えてくれます。

※「犬はビタミンCを自分で作れる」と言いますが、個人的には足りていないと思います…。その理由と、ビタミンCが多い食べ物についてはこちらを参考に↓

また「動物性たんぱく質」と一緒に摂ることでも吸収率がアップします。

…要はお肉も野菜もバランスよくが大事!ということですね(笑)

もちろん人間と違ってお肉の割合は多め~になりますが。

以上、鉄分の吸収率をアップさせる方法をご紹介しました~

まとめ

鉄分の多い食べ物や吸収率についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

幸いワンちゃんの食性に合っている「動物性食品」に、吸収されやすい鉄が豊富に含まれていることが分かりました。(まぁ内臓類が独占してるんですけど^^;)

今回ご紹介した食材を参考に、ぜひ「貧血防止レシピ」を考えてみてください^^