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犬の栄養学

まさか!犬にビタミンCって必要ないと思っていたのに…

あなたの愛犬にビタミンCは足りていますか?

ビタミンCと言うと、数あるビタミンの中でも1番なじみのあるビタミンではないでしょうか。健康、美容にと欠かすことのできない栄養素として昔から有名ですよね。

…そして冒頭の質問。我々人間にとってはもちろん、愛すべき犬の体にも、ビタミンCは必要なものです。

しかし、犬にビタミンC…はて?「犬は自分でビタミンCを作れるから必要ないんじゃなかった?」という方もいるかもしれません。

実はそれ、大きな間違いかも。今回は犬とビタミンCについてのお話です。

実は犬もビタミンC不足が深刻らしい

私も前に聞いたことがあり、「犬は自分の体内でビタミンCを合成できるから、あえて摂取する必要はない」と思っていました。今調べてもそう仰る人もいます。

しかし、犬が自分で作れるビタミンCの合成量には限界があり、しかもその合成力はさまざまな要因で低下してしまう…という新事実を知りました。

犬のビタミンCの1日の合成量と必要量

犬が1日に、自分でどのくらいビタミンCを作れるのか…その合成量を調べてみたのですが、いまいちはっきりしたことが分かりませんでした;

犬の1日のビタミンCの合成量
  1. 体重1kg当たり40mg
  2. 体重1kg当たり40~60mg
  3. 1日で最大でも60mg

主にこの3つの記述を見つけたのですが、何だかごっちゃになってる感じでどれが正解なのか分かりません。。1、2と3では全く違った結果になりますよね。

例えば体重5kgの子の場合、1では200mgのビタミンCが合成できることに。でも3の場合は体重関係なく1日に60mgまでとのこと。

…と、合成量についてはひとまず置いておいて、1日の必要量についても見てみましょう。

犬の1日のビタミンCの必要量
  1. 小型犬…500mg
  2. 中型犬…1500mg以上
  3. 大型犬…3000mg

ということです。当然ですが、やはり体が大きくなるに連れて必要量も多くなっていますね。

必要量は個体によって変わる

犬のビタミンCの合成料と必要量を書いてみましたが、この数値はあくまでも目安と言いますか、じつはその子の置かれている環境によって、必要量はもっともっと多くなる可能性が高いんです。

一例としては、ストレス、運動過剰、薬の服用、高齢、病気などがあります。

例えば薬の服用。ビタミンCが合成されて蓄えられているのは肝臓ですが、薬の代謝も肝臓で行われます。薬の処理をするのに肝臓が手いっぱいの状態だと、ビタミンCの合成力が落ちてしまうというわけです。

ビタミンCがたくさん消費されてしまう、もしくはビタミンCの合成力が落ちてしまう…

上記にあげた要因に当てはまる子の場合、健康な子よりもより多くのビタミンCが必要になるというわけですね。

そのうえでもう一度「合成量」の目安を見てみますと…

全然足りないじゃん!∑L(`ω´L)

と思わずツッコミを入れたくなります(笑)

じゃあこれまでの犬たちではどうだったのか?という疑問はありますが、少なくとも現代に生きる犬たちの持つ合成力では「必要なビタミンCは賄えない」と思ったほうがいいかもしれません。

「犬にもビタミンCは必要」これが常識となりつつあるようです。

ビタミンCの不足と過剰

犬にも、外から補ってやる必要があることが分かったビタミンC。そもそもビタミンCって不足するとどうなるのでしょうか?

不足すると…

1番有名なビタミンのビタミンCは、やっぱりその働きも超重要なようで、体の資本となる「タンパク質やコラーゲンの合成」に関わっているようです。

不足すると、出血しやすくなる壊血病になったり、傷の治りが遅くなったり、免疫力の低下、コラーゲン不足による関節や骨の疾患のリスク増など怖いことがいっぱい。

また体脂肪を燃やすことで有名な「Lカルニチン」の合成にも関わるので、もしダイエットしているのになかなか体重が落ちない…という場合は、ビタミンCの不足が要因の1つとなっているかもしれません。

…こうして見るとビタミンCの不足って結構怖いですね^^;

過剰だと…

それでは逆に「ビタミンCが過剰」だとどうなるのでしょうか?

知っている方が多いと思いますが、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、長く体に留まらずに素早く尿から出ていくのが特徴です。

なので、過剰分は尿から出ていってしまうので「特に過剰を気にする必要は無し」と言われています。

この点は安心なのですが、ただやはり、摂りすぎると軟便や下痢になることがあるそうなので、与え過ぎるのはよくありません。

※実は、ここも「気にしないでOK」の人と「与え過ぎはNG」の人がいます^^;

食材から摂る場合は気にしないでいいと思いますが、サプリなどを使う場合は簡単に過剰になってしまうので気を付けましょう。

ビタミンCが多い食材

ビタミンCが多い食材にはどのようなものがあるのでしょうか?犬が食べられるものとしては…

ピーマン(赤が一番多い)、芽キャベツ、モロヘイヤ、ブロッコリー、かぶの葉、柿、いちご、キウイフルーツ、みかん

などがあります。

手作りご飯を作るときなどに意識してみるといいかと思います。

それから、じつは「栄養が計算されているから大丈夫!と思っているドッグフードにも、ビタミンCはほとんど含まれていない」という情報もあるので、フード派の人もこれらの食材をトッピングやおやつなどに加えてあげるといいかと思います。

ビタミンCは、一般的には「熱に弱い」と言われているので(実際は違うという声もありますが…)できれば生での摂取が理想です。

また、ビタミンCは2~3時間で尿から出ていってしまうので、こまめに補給してあげることも大切です。

さらに詳しい情報はこちらをどうぞ↓

犬にOKなビタミンCが多い食べものランキング!【野菜・果物編】 この記事では、犬が食べてもOKなビタミンCが多い野菜や果物についてまとめています。 犬には好ましくない、またはNGなものは省いて...

ビタミンCのサプリは使ったほうがいい?

理想は「自然の食材から必要な栄養を得る」ことですが、それもなかなか難しいですよね。

「犬はビタミンCが作れるから大丈夫」と思っていたら全然足りないし、かと言ってビタミンCが多い食べものばかりをあげるわけにもいかないし…^^;

そうなると、やはりサプリの利用も視野に入れたほうがいい気がしてきます。実際、犬用のビタミンCサプリもあるようです。

ただ、ビタミンCは人用のサプリも種類が豊富ですよね。そこで「人用のを犬にあげちゃダメなの?」と考える人もいるようです。

実は成分的には人用も犬用もほぼ変わらないらしいので、絶対にダメということはないみたい。むしろ人用のほうが規制がある分、安心度は高めと言えます。

…しかし、人用のサプリを犬にどのくらい与えればいいのか?その分量が分かりません^^;当然パッケージには載ってないですし。

あと、犬には不要な添加物が使われているものもあるので、ここも注意したいところ。

もし人用のビタミンCサプリを犬に与える場合は、成分をチェックしつつ、正確ではありませんが「犬用サプリの分量を目安にする」くらいはしたほうがいいと思います。

まぁビタミンCは過剰のリスクが少ないので心配度は低いですが、それでもやり過ぎはよくないので^^;

心配なら安心できるメーカーの犬用サプリを選びましょう。

まとめ

犬とビタミンCについて色々と書いてみましたがいかがでしたでしょうか。

はっきりしたことが分からない項目も多いですが、それでも今の犬には「ビタミンCは必要なのだ」と感じました。

その事実を知って、私、正直焦っています。だってカルシウムとかは気にしていたけど、ビタミンCについてはあまり…というか全く(汗)気にしていなかったからです。。

なんでもビタミンCはがん予防にも効果的なのだとか。もう、これは意識しないわけにはいきません。

あなたも今一度、愛犬にはビタミンCが足りているのか?考えてみてくださいね。