「ウソ~!犬にもビタミンCって必要だったのー!?」
ということが、こちらの記事「まさか!犬にビタミンCって必要ないと思っていたのに…」にも書いているように判明しました。
そこで「ビタミンCが多い食べもの」を把握するべく今回、改めて調べてみることにしました。
犬には好ましくない、またはNGなものは省いていますので、安心して愛犬の手作りご飯に使うことができます。
あなたも今日からビタミンCたっぷりの愛情ご飯を作ってあげてください(^o^)
目次
ビタミンCがたっぷりなのは、やっぱり野菜と果物!
ビタミンCは色んな食材に含まれていますが、どれも少量なのが悲しいところ。やはりまとまった量を摂るなら「野菜」「果物」が鉄板です。
ここではビタミンCが多い野菜と果物を、多い順にご紹介します。
※100g当たりのビタミンC含有量
ビタミンCが多い野菜
- 赤ピーマン … 170mg
- 黄ピーマン … 150mg
- パセリ … 120mg
- 芽キャベツ … 110mg
- ケール … 81mg
- ピーマン … 76mg
- 紫キャベツ … 68mg
- モロヘイヤ … 65mg
- 水菜 … 55mg
- ブロッコリー … 54mg
- カリフラワー … 53mg
- かぶ(葉) … 47mg
- かいわれ大根 … 47mg
- つまみ菜 … 47mg
- あしたば … 41mg
- キャベツ(生) … 41mg
ビタミンCが多い果物
- 柿 … 70mg
- キウイフルーツ … 69mg
- いちご … 62mg
- オレンジ … 40mg
ちょっとした解説
…いかがでしょうか?
野菜の中では赤みのあるピーマンが最もビタミンCを多く含んでいることが分かりました。(因みに赤ピーマン=パプリカと思ってOK)
3番目がパセリですが、パセリはほかの野菜と比べて重量が軽いので、たくさんの量を食べないといけません。なので犬のご飯には向かないかな…
キャベツやブロッコリー系のお野菜も奮闘していますね。ただ4番目の芽キャベツは、旬が12月~2月で買える時期が限られています。
※ただamazonを見てみたら冷凍物の芽キャベツを発見しました。生には劣るものの、こういうのも活用してもいいかもしれません↓
旬ものは旬にゲットするとして、基本は、いつでも手に入る野菜を活用して犬ご飯の栄養バランスを整えていく。
これがいいのではないかと思います(・∀・)
果物も1番の柿は時期が限られちゃいますね~。その点2番のキウイフルーツはいつでも手に入るのが嬉しいです。(本当にどうでもいいですが、ワーワーうるさいCMが結構好き・笑)
いちごも、1年中買えることはできても、旬のときじゃないとかなり値段が高かったりしてなかなか買いづらいですね。
1日100mgのビタミンCを摂るためには
↑を参考に、うちの愛犬が食事から1日100mgのビタミンCを摂るためにはどうすればいいか?を考えてみました。
ただ、まず、はじめにお伝えしておきたいのは、
犬の1日のビタミンCの必要量と、犬が自分で作れる合成量については色々な説があってはっきりしていません。
ということです^^;

↑のページでも書いていますが、ここにも書いておきます。
- 小型犬…500mg
- 中型犬…1500mg以上
- 大型犬…3000mg
- 体重1kg当たり40mg
- 体重1kg当たり40~60mg
- 1日で最大でも60mg
※↑諸説あり
たとえばうちの愛犬(ミニチュアダックス・体重6kgくらい)の場合、小型犬なので必要量は500mg、合成量は1だと240mg、2だと240~360mg、そして3だと60mgです。
1&2、3ではえらい違いなのですが、ここではとりあえず、250mgを自分で合成できたと仮定します。そうするとちょうど250mgを食事から補う必要が出てきますね。
うちは半分はフードなので、それにもビタミンCは含まれているかもしれませんが、ごく微量だと想定します。
なので、かなり不足している可能性は高いですが、とりあえず「100mg」のビタミンCを摂ることを意識してみます。
……。
…かなりややこしいですか?(汗)
何せはっきりしていることが少ないので、全て「仮定」になっちゃいます^^;まぁとりあえずは「100mg」を考えてみましょう~
とりあえず「100mg」を考える
一番の有力候補は「赤ピーマン(パプリカ)」です。100gで170mg。これだけでクリア!でも100gってどのくらいよ?というと…
どうでしょう?半分の50gでも1食で使うとなるとちょっと多いですよね。
それに栄養バランスや過剰摂取のリスクを考えると「1つの食材じゃなくて色々な食材を使う」ことが基本なので、これだけではダメですね(;^ω^)
なので…
- 赤ピーマン(パプリカ)30g … 51mg
- ブロッコリー 20g … 18mg
- キャベツ(生) 20g … 8mg
- キウイフルーツ 30g … 20mg
これで大体100mgのビタミンC量になります。
ただ、加熱による損失や吸収率の問題もあるので、実際はもっと多くの量を摂らないと「100mg」にも届きません。
さらに、犬にしては野菜がちょっと多めかな~とも思います。野菜はあげたとしても「食事の全体量の4分の1」ほどがいいのでバランスを考えてあげてください。
上記は1つの参考例としてご紹介しましたm(_ _)m
あまり根詰めて考えると疲れちゃうので、「大体このくらいで100mgかぁ~」と軽く知っていただければ。
ビタミンCの吸収率をグイッと上げる方法
せっかく摂ったビタミンCを効率的に利用するには「吸収率を上げる工夫」が大事です!そのためのポイントを「3つ」ご紹介します。
こまめに摂る
ビタミンCは、過剰分が尿から出ていくことで知られる「水溶性ビタミン」です。
体にたまりにくいのはメリットもありますが、「大量に摂っても吸収されずに無駄になってしまう」というデメリットもあります。
なので一度にドバっと、ではなく、なるべくこまめに摂るのが良いです。
人間の場合は「2~3時間」とか「4時間おき」がいいとか言われますが、犬の場合はちょっと難しいですよね。
基本は1日2食ですし、おやつで補うにしてもそんなちょこちょこあげるのも大変。しつけの面でもあまりよくなさそうですし^^;
なので、1日2食の場合は1日2回でもいいと思います。(←ビタミンCを意識した食事)3回なら3回、4回なら4回に分けたほうがもちろんいいです~
あとは、いちごやキウイなどのフルーツをおやつとして、食事以外で挟んであげるといいですね。
残念ながらうちの犬はフルーツを食べないので、食事だけで補わなくてはいけません…(`;ω;´)←ご飯に混ぜると食べますが(笑)
吸収を助けるほかの食材と一緒に摂る
栄養素にはほかの栄養素の吸収を助けるものがあります。ビタミンCの場合は、ビタミンP、カルシウム、マグネシウムがそれ。
手作りご飯のレシピを考えるときは、ビタミンC+↑の栄養素を含む食材を使ってみましょう!
※注意
逆に、吸収を阻害してしまう「相性の悪い食材(栄養素)」もあります。
きゅうり、人参、かぼちゃ、バナナ、りんごなどに含まれる「アスコルビナーゼ」という酵素はビタミンCを破壊してしまうそうです。
ただこの酵素は、酢や酸、熱で働きを失うとのことなので、加熱するなら問題はなさそうです。生で与える場合は、これらの食材とは別に与えるほうがいいでしょう。
食後に摂る
ビタミンCは、空腹時よりも満腹時のほうがゆっくり時間をかけて吸収されるので、食後に摂るほうが吸収率がいいみたいです。
ただ、食事はビタミンCを意識したものにしたよ。…食後って何?
って感じですよね(笑)
これは人の場合、特にサプリなどを「いつ摂ればいい?」というときに言われていることです。
犬の場合はあまり当てはまらないかもしれませんが、たとえば食後のおやつにフルーツをあげるなど、何かを食べた後にビタミンCが豊富なものをあげると効率がいいよ、ってことです。
まとめ
犬が食べても平気なビタミンCが豊富な野菜や果物、量の目安、吸収率を上げる効果的な食べ方について…をご紹介しました。
何と言うか、「どんなに意識しても食事だけじゃなかなか必要量に満たないのかな…(´・ω・`)」というのが正直なところですが、それでも意識することは大事。無駄じゃない!と思います。
ビタミンCは若返りのビタミン。愛犬がいつまでもピチピチで元気でいられるように「ビタミンCたっぷりご飯」を作っていきましょう~!