私も割と最近知ったことなのですが、パプリカってかなり栄養価の高いお野菜だったんですね。
パプリカってちょっとお高いので、今まであんまり使っていなかったことを後悔…。(人間も犬も)
人間はもちろん、犬ご飯にもおすすめの食材となります。今回は犬に与えるパプリカについて書いてみたいと思います。
目次
ピーマンよりもパプリカのほうが凄かった
まず、パプリカを語るうえで外せないのが「ピーマン」の存在です。
なんて言ったって…似てる。めちゃくちゃ似てる!
中には「ピーマンを買ったと思ったらパプリカだった」という人もいたり(笑)その逆も然り。
なので
- ピーマンとパプリカって同じもの?
- どっちのほうが栄養が豊富なの?
このような疑問をあなたも持っていると思います。なので、まずはその疑問に答えていきますね!
ピーマンとパプリカって同じもの?
ここ、結構ややこしくて調べていてもよく分からなかったというのが本当のところなんですよね(汗)
見る人見る人で言っていることが微妙に違っていたりして。。
中には、「緑色のピーマンが熟して赤くなった赤ピーマンがパプリカ」と言っている人もいましたが、おそらく正解は
ピーマンの一種がパプリカである
こちらが正しいかと。
ピーマンもパプリカもどちらもナス科トウガラシ属の野菜で、唐辛子を品種改良していってできた、というのは同じです。
なので、限りなく近いけれど本当に微妙に品種が違う。兄弟とか親戚みたいなものだと思っていればOKだと思います。
ただ分類としては「限りなく同じ」ですが、決定的な違いもあるんです!
パプリカはピーマンより肉厚で甘みがあります。
実際食べるとよく分かりますが、パプリカってものすごくジューシー(*´ェ`*)生で食べても美味しいんですよね。
ピーマンが苦手なお子さんには断然パプリカがおすすめです!
どっちのほうが栄養が豊富なの?
パプリカとピーマンには他にも違う点があります。それは
パプリカのほうがピーマンよりも栄養価が高いこと
です。
先にも書きましたが、分類としてはほぼ同じなので、含まれている栄養素もほぼ同じです。
違いは量!
パプリカは、ピーマンと比べてビタミンCが2倍、ビタミンEが5倍多いと言われています。
※ちなみに、パプリカ(赤ピーマン)のビタミンCの含有量は全食品の中でもトップクラスです。⇒ 詳しくはこちら
見た目は似ているのにこんなに栄養たっぷりなら、やっぱりピーマンよりパプリカを選びたくなっちゃいます。
色んな色があるけどオレンジパプリカが良いらしい
ピーマンとの違いについては分かったけど、パプリカって色がいろいろあるよね?違いってあるの?
…と、もう1つの疑問点が残されているパプリカ。
よくスーパーで売っているのは赤、黄、オレンジですが、実は緑、紫、黒、茶、白いパプリカもあるんです。どんだけカラバリ豊富なの(笑)
(色の違いは品種の違いだそう)
でもあくまでそれらは少数派。今回は赤、黄、オレンジのパプリカに絞ってその違いをご紹介します。
赤パプリカ
赤い色の正体は、唐辛子に含まれるカプサイシンによるもの。(辛味はほぼ0)カプサイシンはβカロテンよりも抗酸化力が高いことで知られています。
黄パプリカ
お肌や目の健康に良いと言われる黄色の色素の「ルテイン」を含みます。特にパプリカの中でもビタミンCが多いとのこと。(でもピーマンの場合は黄よりも赤のほうが多いんだよね…)
オレンジパプリカ
βカロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富。赤と黄パプリカの栄養素をバランスよく含んでいるのが特徴です。
このように、3色全て栄養豊富なのですが、強いて言うならいろんな栄養素がバランスよく含まれる「オレンジパプリカ」が1番おすすめかな~と。
ただ食材の話や栄養素の話では、色とか関係なく「パプリカ」と一括して書かれていることも多いので、それほど気にする必要もないのかなと思います。
…でも豆知識として知っていたら周りに自慢できちゃうかも(・∀・)w
パプリカを加熱してあげてもいい理由
犬ご飯を作るとき、野菜を生であげようか?加熱してあげようか?で悩むことはありませんか?
私はしょっちゅうです^^;
消化のためには加熱して柔らか~くしたほうがいいんだろうけど、熱で壊れてしまう栄養素もあるし…
など色々悩んでしまいます。
でも「パプリカ」の場合は、加熱しちゃっても大丈夫かな!と思っています。
その理由は主に2つ。
ビタミンPがビタミンCを守ってくれる
パプリカにはビタミンCがたっぷりなことが分かったわけですが…でもビタミンCって加熱すると壊れちゃうって言うし、やっぱり生であげるほうがいいのかな?
と思っていたんです。
ところがどっこい。
パプリカには他に「ビタミンP」という成分が含まれていて、これがビタミンCを熱から守ってくれるんだそう。さらにビタミンCの抗酸化力をアップさせてくれるんだそうな!
(しかもビタミンP自身も高い抗酸化力を持っています!)
ビタミンP偉い(・∀・)!
もちろんパプリカは生であげてもOKですが、「パプリカのビタミンCは加熱しても壊れにくい」と分かっていると、いざ加熱するときも何となく安心です(笑)
(1つ疑問。ビタミンPは他の食材のビタミンCも守ってくれるのかな?←ここがよく分かりませんでした。。でもビタミンCサプリにはビタミンPもよく配合されている、とのことなのでそうなのかも)
油と一緒に摂ることで吸収率アップ
パプリカに豊富に含まれるβカロテンは、油と一緒に摂ることで吸収率がアップすることで知られています。
なので、調理する際に油をちょっと足すと吸収が良くなります。
もちろん、油分が多い食材を一緒に使ったり、パプリカは生でも最後に油をたらしたりでもいいんですけどね^^;
中には「煮る」よりも「焼く、炒める」調理のほうが好きなワンちゃんもいるので、その場合でもパプリカなら安心して加熱OKです~
犬にパプリカを与えるうえでの注意点
パプリカには、毒性を持つ「アルカロイド」と呼ばれる成分が微量ですが含まれるため与え過ぎはよくない、とのこと。
アルカロイドは関節によくない、という情報があります。
なので、今現在、関節に何かしらの問題を抱えている子や関節疾患になりやすい犬種、足腰が弱ってきた老犬のワンちゃんの場合は与える量に注意しましょう。
…といっても「与え過ぎ」ってどれくらい?
おそらく想像をはるかに超えた量が「与え過ぎ」に該当するかと…。なので「常識的な量を週に数回」とかならあまり気にしなくて大丈夫かと思います。
あと、パプリカって残留農薬が結構多い野菜みたいです(-_-;)
参考:【2017年版】残留農薬が多い、危険な野菜&果物ランキング50
心配な場合は「オーガニック」や「農薬の使用量が少ない」ものを選ぶようにしましょう。
まとめ
犬にあげても大丈夫な栄養たっぷり野菜「パプリカ」について書いてみました。
パプリカについてまとめると…
- ピーマンよりも栄養価が高い
- 基本的にβカロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富
- でも色によって豊富な栄養素に違いがある
- バランスの取れたオレンジパプリカがおすすめ
- 微量のアルカロイドを含む
- 残留農薬多め。オーガニックのものが安心
犬ご飯にパプリカを使いたい理由は…
- 栄養たっぷり
- 特に抗酸化力の高い栄養素が多いのが嬉しい
- 食材の中でビタミンCがトップクラス
- しかもそのビタミンCはビタミンPのおかげで壊れにくい
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
パプリカは彩りもよくなりますし、良いところ盛りだくさん!
あなたもぜひ愛犬ご飯にパプリカを加えてみてください。