緑や白など…ちょっと地味めなお野菜たちの中で一際目を引くのが、鮮やかなオレンジ色をした「にんじん」です。
にんじんをわんご飯に使えば簡単に彩りが良くなって何だか嬉しい♪それでいて栄養価だってお野菜の中でもトップクラスなんです。
今回はにんじんについてまとめてみました。
にんじんのカロリー:50g/19kcal
目次
にんじんは1年中手に入る使い勝手のいい野菜
スーパーに行けばいつでも買えるにんじんですが、実は旬は11~12月という寒い時期。何となくその鮮やかさから夏野菜っぽいイメージがありますよね。
なんでもにんじんはその時期の気候に合った品種が作られているようで、1年を通して買うことができるらしいのです。…ということは?いつでも美味しいものが食べられるということ♪これは嬉しい。
にんじんを魅力的にする優秀な栄養素
緑黄色野菜の中でβカロテン(カロチン)が1番!
体内で必要な分がビタミンAに変わることで知られる「βカロテン」が、緑黄色野菜の中でもダントツで多く含まれています。抗酸化作用が高くがん予防に効果的との声も。
またβカロテンは脂溶性のビタミンなので、油と一緒だと吸収率が良くなるのが特徴。生よりもゆで、ゆでよりも油と一緒…という風に食べ方で吸収率が変わります。
十分なビタミンAで若々しさを保つ!
βカロテンから効率よく変換されたビタミンAは体を若々しく保つのに欠かせない栄養素。わんちゃんの健康のバロメーターでもある皮膚状態を良くし、粘膜や眼を健やかに保つのにも必要です。
他の栄養素も負けてない!やっぱり万能野菜
にんじんと言えばβカロテン(ビタミンA)というイメージですが、もちろんそれだけではなく、他の栄養素も負けてはいません。
ビタミンCやカリウムやカルシウムも豊富。食物繊維も多いので便秘改善に効果的です。また意外にも水分が89%も含まれているので、水分補給にも◎
手作りわんごはんに大活躍のにんじん
我が家ではキャベツに並んで、にんじんは犬の手作りごはんによく使う野菜の1つです。やはり冒頭でも書いたように、栄養豊富なこと、赤みが入って彩りが良くなることが魅力。
「犬に見た目は関係ない!」と言われそうですが、否。見た目がカラフルで彩り豊かだと、さまざまな栄養素を自然と摂り入れられているんですって(^ν^)
因みににんじんは皮のほうに栄養が豊富らしいので、うちでは人間用は皮を剥きますが、犬用は皮付きそのままを使っています。
にんじんは消化がちょっと悪いので(うんちにそのまま出てくることも…)かなり細かくしたものにさらに火を入れます。生よりも茹でたほうがビタミンAの吸収率も上がるようですし。
また油を使うとより吸収率がアップするので、意識的にちょっと油を使うといいかもしれません。うちでは出来上がったものに亜麻仁油をかけることが多いです。(これはアレルギー対策の一環ですが…)
たまに生でも与えます。すりおろして使ったり、スティック状にしたものをおやつにすることも。
犬ににんじんを与えるときに注意することは?
にんじんは特に悪い作用をする物質は含んでいないので、わんちゃんに安心してあげられる野菜の1つです。
しかし、これは野菜…もとい食べ物全般に言えることですが、やはり「与え過ぎ」はNG。同じものばかり与えて栄養が偏るのもよくありません。
「じゃあどのくらいの量ならいいの?」と思われる方もいるでしょうが、それはわんちゃんの体の大きさや犬種、体質など個々によって変わってくるので一概にこうとは言えません。
ただ1つ言えることは、初めてあげるものは「少量ずつ」が良いということ。まれににんじんにアレルギーを持つ子もいるそうなので、犬の手作りごはんに利用する際もその点を気を付けてあげてください。
他の食材とのバランスを考えて、あなたの愛犬にとって丁度いい量を見つけてくださいね。
まとめ
にんじんは栄養が豊富で見た目もよくなって、我が家(というか私)には無くてはならないお野菜です。
見た目が良くなると抜群に美味しそうに見えてくるのだから不思議。(これは完全に人間の感覚で犬には全く関係ありませんが^^;)
使い勝手の良い「にんじん」をぜひ活用していきましょう。