1年中手に入ること、手作りはもちろんトッピングやおやつに与える方も多いので、もしかするとワンちゃんにとって1番馴染み深い野菜かもしれないのが「キャベツ」です。もちろん飼い主さんにとっても。
そんなキャベツのことを知っておくと、後に何かと役に立つことが多いかも?今回はキャベツについてのお話。一緒に勉強していきましょう!
キャベツのカロリー:葉1枚(50g/12kcal)
目次
いつも売ってるけど…キャベツの旬とは?
キャベツは1年中販売されていますが、実は種類が色々とあるようで、主に冬キャベツ(12~2月)、春キャベツ(3~4月)、夏キャベツ(7~8月)に分けることができるようです。
中でも甘みがあって美味しいと評判なのが春キャベツ。とはいえそれぞれに旬があるということなので、いつ買っても美味しいものが食べれるというメリットがキャベツにはあるんですね~。
因みに色違いのキャベツ「紫キャベツ」にはアントシアニンという抗酸化作用の高いポリフェノールが豊富で老化予防にいいらしいです。
キャベツにはメリットがいっぱい!
入手のしやすさはもちろん、キャベツは味にクセがなく、どんな使い方をしてもOKなのが嬉しいところ。
冒頭にも書いたように、手作りごはんには鉄板のお野菜かと思いますし、(うちでは欠かせない食材です。あなたのお宅はいかがでしょうか?)
ドッグフード派の方でもトッピングとして利用されている方、ダイエット時のかさ増し食材として利用される方、おやつにちょっとだけ与える方とさまざま。
そんなオールマイティーなキャベツにはどんな特徴があるのでしょうか?3つご紹介。
キャベツの「3つ」の特徴とは?
1、キャベツだけの特効成分「ビタミンU(キャベジン)」
キャベツを語るうえで外せないのが、キャベツから発見された健康成分であるビタミンU(キャベジン)です。人間の胃腸薬としてもすでに有名ですよね。
胃を保護する作用が認められており、胃潰瘍の予防に効果を発揮。ワンちゃんでも消化不良を防ぐ働きが期待できます。
ただ、キャベジンは熱に弱いのが特徴。その効果を効率的に活かすには「生」での摂取が大事になります。
2,栄養たっぷり!特にビタミンCとKが豊富!
キャベツは驚くほど栄養価の高い野菜です。ビタミンA、B1、B2、C、E、K、ナイアシンなどほとんどのビタミン類を網羅。
さらにカルシウム、リン、鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラルもしっかり。野菜にビタミンやミネラルが多いことは有名ですが、それでもこの充実ぶりは非常に魅力的。
中でも特に豊富なのが抗酸化力の高いビタミンC、血液凝固作用のあるビタミンK。免疫力アップでガン予防にも。
3,食物繊維たっぷりで便秘の予防に
キャベツには食物繊維もたっぷり。人間でも不足すると便秘がちになってしまいますが、ワンちゃんも同じです。便秘の解消は健康の基本。
また胃もたれや消化不良の解消にも一役買ってくれます。とはいえ繊維質の消化が得意でないワンちゃんに与え過ぎはNG。
与えすぎると逆に消化不良を起こし下痢や嘔吐、重いところで鼓脹の原因になってしまうことも…。与え過ぎには要注意です。
我が家でのキャベツの与え方
キャベツは愛犬の手作りごはんによく使われる方も多いでしょう。なにせ手に入れやすいですからね^^
我が家では基本、細かくみじん切りにして柔らかく煮てから与えています。たまに細かくした生のものを出来上がったご飯にかける場合もあれば、ちょっと大きめのものをおやつにあげるときもあります。
消化の面で言えば煮たほうがいいのでしょうが、ビタミンU(キャベジン)や酵素など熱に弱い成分もあるので、たまには生のほうがいいかも?なんて個人的に思っています。(どうやら飼い主さんにより「生推奨」「加熱推奨」に分かれる模様^^;)
加熱によって全ての成分が壊れるわけではありませんが、生きた栄養素も魅力なので、「生でも与えられる食材はたまに生でも与える」…これが私のポリシーです(笑)
愛犬にキャベツを与える上での注意点
いいところばかりのように思えるキャベツですが、中には気を付けたほうがいい点もいくつか存在します。
調べたところ、キャベツにはミネラルの一種であるヨウ素の吸収を邪魔する物質が含まれるそうです。
そうなると、体がヨウ素を吸収しようと一生懸命に働くことで甲状腺にダメージを負い、甲状腺腫ができる可能性が高まるそうな…。特に甲状腺に問題のあるワンちゃんには要注意とのこと。
また、キャベツにはシュウ酸カルシウムが多いことで、尿石の原因になることが心配されています。
この場合も結石の持病があるワンちゃんには与えないほうが無難です。
それからもう1つ。それはキャベツの大黒柱(?)キャベツの芯について。
知ってびっくりだったのですが、世の中には芯を好むワンちゃんが結構多いそうな。うちは未だにあげたことがないのでわかりませんが…好きなのかな?(笑)
で、この芯には体によくない硝酸イオンという成分が含まれるそうで、体ができていない幼犬や胃腸機能の弱った老犬には好ましくないそうです。
とはいえどの問題も、健康なワンちゃんの場合には「与え過ぎ」にさえ注意すればそれほど心配する必要は無いみたい。
必要以上に警戒する必要は無いので、適量を守って、キャベツのいいところだけを賢く活用してしまいましょう。
まとめ
キャベツについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
「身近な野菜のキャベツってこんなに栄養豊富なんだ~」ってびっくりされたことでしょう。しかも用途が幅広い。
キャベツが好きなワンちゃんは多いので、「与え過ぎ」にはくれぐれも注意しつつ、効果的に活用していけたらいいですね。