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犬の栄養学

今知っておきたい!犬に食べさせないほうがいい10種類の食材

肉食のオオカミを祖先に持つワンちゃんですが、人間とともに暮らしていく中でその食性はだんだんと変化し、今では人間とほとんど同じものが食べれるようになりました。

ですので、今の時代のワンちゃんの食性は「肉食よりの雑食」ということになります。

そうしてさまざまな食材を楽しめるのはいいことですが、中にはワンちゃんが食べると害となるものもあるので注意が必要です。

私達人間が毎日普通に食べているもの、むしろ体にいいと言われているものでもワンちゃんにはよくないものもあるのです。

このページでは、そんな「今知っておきたい、犬に食べさせないほうがいい10種類の食材」についてご紹介します。

人間は平気でもワンコにはNGな10種類の食材

ねぎ類

玉ねぎ、長ネギ、にら、らっきょうなど。これはもう鉄板ですね。

これらねぎ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドという成分が赤血球を破壊することで貧血を起こすと言われています。

この成分はしぶとく、加熱してもその作用に変化が見られない点が怖いところ。食材そのものはもちろん、茹でた汁やスープに溶けたエキスなどを摂取するのもNGです。

万一食べてしまっても3時間以上何も症状が見られなければ問題ないと言われていますが、気になる場合は病院に相談されてください。

塩分過多の加工食品

ちくわ、ハム、ベーコン、スナック菓子など。これら加工食品には多くの塩分(添加物も)が含まれています。

ワンちゃんはほとんど汗をかかないので人ほど塩分を必要としません。人間の感覚ではほんのちょっとでもワンちゃんには塩分過多になる可能性が高く、その場合心臓に大きな負担がかかってしまいます。

ごくたまに少量なら問題ないと思いますが、特別与える必要の無いものです。もし与えるにしても、しっかり水分を摂らせて尿と一緒に排出させることが大事です。

加熱した骨

鶏の骨は加熱すると縦に割れて先が鋭利になるので、消化器官に刺さったり歯を傷付ける恐れがあります。先に取り除くか、後からしっかり取り除いてから与えるようにしてください。

因みに豚、牛、ラムの骨は加熱しても問題ないそうです。

魚も鯛の骨など、種類によっては骨が太く硬いものもあるので鶏の骨同様注意してください。ただ、アジやいわしなどの小さい魚は圧力鍋などで調理すれば骨ごと与えることができます。

香辛料などの刺激物

とうがらし、こしょう、マスタードなど。人間にとっても刺激が強いこれらの香辛料はワンちゃんにとっては非常に危険なものとなります。

胃腸を強く刺激するため、下痢を起こさせたり消化時に肝臓や腎臓に大きな負担をかけます。

手作りごはんを作る際も、人間の食事のような味付けは必要ないので、このような香辛料を使う必要も一切ありません。

チョコレートやココア

チョコレートやココアに含まれる「カカオ」には、テオブロミンという心臓や中枢神経系にダメージを与える成分が含まれています。

嘔吐、下痢、ショック状態、また最悪の場合「急性心不全」といった重篤な症状を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

チョコ好きの人は多いものです。自分が食べているときに愛犬にもついつい一口与えてしまっていた…という方も多いかもしれませんが、今後は気をつけるようにしてください。

カフェインを含むもの

人間にとってはいいイメージのある緑茶、紅茶、コーヒーなどの飲み物。しかし、その中に多く含まれているカフェインを犬は分解することができないため不整脈を起こすことがあるそうです。

これらの飲み物を不用意にワンちゃんの器に注がないよう注意してください。

もちろん飲み物に限らずカフェインを含む食べ物にも気を付けましょう。(↑のチョコレートにも含まれます)

一部の果物

ぶどう(レーズン)を食べると嘔吐や、大量摂取で急性腎不全を発症することが確認されています。最悪の場合死に至るケースも…

いちじくは皮や葉に「ソラレン」「フィシン」などの毒性成分を含んでいるため、食べるとこちらも嘔吐やよだれ、口内の炎症を起こす恐れがあります。

果物は生の酵素が摂れる嬉しい食材。ですが、NGなものもあるため事前にしっかり確認するようにしましょう。

消化が悪いもの

いか、たこ、かに、えびなどの甲殻類は消化が悪いことに加えて、ビタミンB1を破壊する成分も含まれているため注意が必要です。

牛乳も一般的にはワンちゃんが消化が苦手なものとして知られています。大丈夫な子は問題ありませんが、すぐに下痢をするような子には与えないほうがいいでしょう。

一見問題なく食べていても、消化が悪いものは胃腸に負担をかけてじわじわと病気を進行させてしまいますので「はじめからあげない」心掛けが大切です。

じゃがいもの芽やトマトやナスのへた

じゃがいもの芽には「ソラニン」という毒性成分が多く含まれていることで有名です。芽は深くまでしっかりと取るようにしましょう。また緑色の皮部分もよくないので、色が変わるまでしっかり剥くようにしてください。

トマトやナスのへたにも同様の毒性物質が含まれています。

※因みにこれらの物質は有機栽培の作物のほうが多いらしいです。

甘いお菓子

ケーキ、ビスケット、アイスクリーム、ドーナツ、まんじゅうなど。人間も大好きな甘いお菓子、もちろんワンちゃんも甘いものが大好きです。

しかし、人間のお菓子を与えるのはNG。添加物も多いですし、何より糖質や脂質を摂り過ぎてしまい肥満や虫歯になるなど健康を害してしまいます。

そして嗜好性が高いので一度味を覚えてしまうと非常に厄介。飼い主さんのおやつを見つけるやいなや「催促の嵐」が吹き荒れるかも…

安全な犬用おやつを与えるか、ヘルシーな手作りお菓子を作ってあげるのがおすすめです。

まとめ

犬に食べさせないほうがいい10種類の食材をご紹介しました。

  • ねぎ類
  • 塩分過多の加工食品
  • 加熱した骨
  • 香辛料などの刺激物
  • チョコレートやココア
  • カフェインを含むもの
  • 一部の果物
  • 消化が悪いもの
  • じゃがいもの芽やトマトやナスのへた
  • 甘いお菓子

もちろん細かく見ればまだ他にもありますが、基本的なNG食材はこのページで書いた通りです。

見てみると、全て私達の身近に溢れているものばかりですよね。中には「知らなかった」では済まされない事態を引き起こすものもあるので、ぜひこの機会に覚えていただき日頃から注意するようにしてください。