こちらのページ「ドッグフードをふやかす5つのメリットと2つのデメリット」でもご紹介したように、ドッグフードをふやかすことには多くのメリットがあります。
器に出してそのまま与えられるカリカリよりもちょっとだけ手間はかかりますが、特に「最近食べたがらない…」という場合は試してみる価値ありですよ。
このページでは、ドッグフードの基本的なふやかし方と早くふやかすコツ、注意点をご紹介しています。
ドッグフードの基本的なふやかし方
ドッグフードはお湯、ぬるま湯、水、どれでもふやかすことはできますが、あえておすすめしたいのは「ぬるま湯」。(温度は大体30~40度くらいの間がベスト)理由は以下の通りです。
お湯は最も早くふやかせますが、湯気が出るほど熱いと熱に弱い栄養素が壊れてしまう可能性がありますし、水は最も栄養素の破壊の心配がありませんが、その分ふやかすのに時間がかかってしまいます。
ですので、その中間を上手く取った「ぬるま湯」が最もドッグフードをふやかすのに適していると言えるでしょう。
そのぬるま湯をフードにひたるくらいかけた後、10分~20分程度置きます。フードによってふやけ加減に差がありますが、大体このくらいの時間でふやけてくると思います。
ひたるくらい~と書きましたが、水分の量はお好みでOKです。少なすぎると完全にふやけないかもしれませんが、少し湿ったぐらいが好きなワンちゃんもいますよね^^水をあまり飲まない子には少し多めに入れてもいいです。
ドッグフードをなるべく早くふやかす2つのコツ
忙しいときも、そうでないときも(笑)ドッグフード…なるべくなら早くふやかしたいですよね。結構10分~20分って長いです。ワンちゃんが「早く食べたいよー」ってそわそわしながら待っているなら尚更です。
そこで、大したことではありませんが「ドッグフードをなるべく早くふやかすコツ」を2つご紹介します。
ラップをする
ぬるま湯をかけた後にラップをします。器の縁をきっちり、空気が漏れないようにしっかりめにしましょう。熱を逃さないことでそのままよりも早くふやかすことができます。
細かくしておく
事前に細かくしておきます。フードを袋に入れて麺棒などで叩いて砕いてもいいですし、ミルミキサーなどを使えばより簡単です。小さい分、水分が吸収されるスピードが上がるので早くふやかすことができます。粒感が全く無くても気にせず食べてくれる子におすすめです。
フードは酸化の問題から、器に出したら本当はすぐにでも食べさせたいですよね。なるべく早くふやかしてあげて少しでも新鮮なものを与えてあげてください。
ふやかすときに気をつけたい2つの注意点
ドッグフードをふやかすときの2つの注意点について。
水分は捨てない
飼い主さんの中には、フードがふやけた後に残った水分を捨ててしまう方がいるようですが、これはNG。水溶性の栄養素などが溶け出ている可能性があるので水分は捨てずにそのままあげるようにしましょう。
(同じフードならだんだんと丁度いい加減が分かってくるはずなので、それまで頑張りましょう!)
直前にふやかす
事前にふやかしておくこと、これもなるべくならやめたほうがいいです。特に朝ごはん。朝はどうしても忙しくて手を掛けていられない!と思う方も多いでしょう。
その場合、前日の夜にフードをふやかす方(その後冷蔵庫に入れる)、または細かくしておく方がいますが、フードは空気に触れることでどんどん酸化が進んでしまうので、やっぱり与える直前にするのがベストです。
まとめ
- ドッグフードは、「お湯、ぬるま湯、水」どれを選んでもふやかせるが、一番は、栄養素破壊の心配が少なくそれでいて効率よくふやかせる「ぬるま湯」がおすすめ。
- 早くふやかしたいときはラップを使ったり、ミルミキサーなどで細かくすると良い。
- ふやかした際残った水分にはフードから溶け出た栄養素が含まれている可能性があるため、捨てずにそのまま与える。
- 酸化の問題から、「作りおき」のようなことは控えたほうが吉。