ごはんの与え方

犬のご飯の回数「1日1回」はおすすめできない6つの理由

これは犬を飼い始めたころに悩む人が多そうな疑問です。それが…

犬のご飯の回数って何回?

というもの。自分(人間)に当てはめると、朝昼晩で1日3回だけど、犬の食事回数の基本は「1日2回」となっています。

でも中には「1日1回」というご家庭も。しかしこれはあまりおすすめできません。

それはなぜ?理由を詳しくご紹介します。

「1日1回」の食事はよくない理由6つ

成犬の場合は、必要カロリーや栄養がしっかり満たされれば「1日1回」の食事が絶対にダメということはありません。

しかし、はっきり言ってそれだと犬が可哀想だと思うのです。。

その「6つ」の理由は…

胃腸に負担がかかる

数回に分けたときよりもたくさんの量が入ってくるわけなので、当然消化器官に負担がかかります。

消化能力のキャパを超えてしまうと、消化不良を起こして、嘔吐や下痢の原因になりかねません。

また、一見して平気なように見えても、じつはじわじわと胃腸を弱めていってしまっているかも…。

空腹時間が長すぎて胃液を吐く

1日1回の食事だと、当然次の食事までに長い時間がかかります。同じ時間にあげるとしたら、ちょうど24時間後ということになりますよね。

24時間…少食の子なら平気かもしれませんが、普通はお腹が空いてきてしまいます。

そうして空腹時間があまりに長いと、胃液を吐いてしまう子も多いようです。

むせたり、喉に詰まったりの危険性

こちらも“空腹”からの流れで起きる心配ごと。

約1日後の待ちわびていたご飯の時間。お腹が空いているので、犬は目の色を変えて夢中でご飯を頬張るでしょう。

そうして急いで食べてしまうと、むせてしまったり、喉に詰まらせたりという危険が高まってしまいます。

「早食い」は、最悪死亡してしまう胃捻転のリスクも高めてしまうので注意が必要です。

《参考》がっついてむせて吐く…愛犬の早食いがよくない理由と3つの対策

糖尿病のリスク増

1日1回の食事で、一度に大量のご飯を食べようとすると、血糖値が急上昇しやすく、すい臓にも負担がかかり「糖尿病」のリスクを高めてしまいます。

糖尿病は合併症も多く、かなり警戒されている病気ですが、じつは犬もなります。

 糖尿病とは?

ホルモンの1種であるインスリンが不足したり、うまく働かなくなることで、血液中の糖分が多くなる病気。高血糖が続くと体に悪い症状がいろいろと出てくる。食生活を見直して、血糖値を下げることが大切。

血糖値は食事を小分けにしたほうがコントロールしやすいです。

肥満、太りやすくなる

1日1食で、空腹時間が長くなることの弊害はまだあります。

人間でもよく言われることなので「知ってるよ」という方が多いかもしれませんが、お腹が空いている状態が長いと、いざ食べものが体に入ってきたときに、それを溜め込もうとする作用が働いてしまいます。

体の自衛本能が逆に仇となってしまっている形ですね。。

同じ量のご飯、カロリーでも、摂り方次第で「いかに脂肪となるか?」が変わってくるのは何とも見過ごせない問題です。

また、一度にどか食いすることで胃が大きくなってしまう懸念も。

特にダイエットが必要な犬の場合は、気にしたいポイントです。

楽しみが減る

ほかの理由と比べると、直接体に害があるわけじゃないし、それほど大きな問題じゃない気がするかもしれません…しかし、それは大間違い!

だって、人と同じように、犬にとっても「食事は数少ない楽しみの1つ」なんです。

犬の楽しみと言えば「散歩」と「食事」くらいではないでしょうか?人間にはそれこそ色~んな楽しみがあるけど…犬にはこの2つくらいです。

その回数が減ってしまうのは…大袈裟ではなく当犬にとっては死活問題。

体に害はない…と書きましたが、もしかすると知らず知らずにストレスを溜めて体を壊してしまうかもしれません。

食べることが好きなワンちゃんなら、できれば楽しみを増やしてあげて欲しいです。

犬の年齢から見る最適な食事の回数は?

犬のご飯の食事回数、「1日1回」はおすすめしない理由を書きました。

「じゃあ何回ならいいの?」というと、これは犬の年齢や状況によって臨機応変に変えていく必要があります。

そこで、まずは一般的に言われている「子犬、成犬、老犬」の食事回数について見ていきたいと思います。

子犬

生まれて間もない頃は、消化器官ができあがっていないので一度にそれほど多くの量を食べることはできません。

また「子犬」と一口に言っても、成長段階で食事回数がコロコロと変わります。目安は以下のとおり。

  • 生後1ヶ月~ … 乳歯が生え始めるころで、離乳食のスタートです。(正確には生後3週間くらいから)食事の回数は、母乳などと合わせて1日4~5回に分けて与えます。
  • 生後2ヶ月~3ヶ月 … 歯が生えそろってくると同時に、消化能力もグンとアップしています。やわらかい状態からだんだん固さを残しつつ、子犬用のフードを3~4回に分けて与えます。
  • 生後4ヶ月~ … 成長スピードが落ち着いてくるころ。1日3回の食事回数で様子を見ていきます。
  • 生後8ヶ月~1歳 … 子犬用のフードから成犬用のフードに徐々に切り替えていきます。1歳になるころには1日2回の食事回数に落ち着くようにしていきましょう。

成犬

消化器官が発達して消化能力もばっちり。子犬、老犬期ほどシビアに考えなくてもよい時期です。

ただし、食事回数は基本「1日2回」がベスト。

1日1回でも大丈夫ではあるんですが、先に書いたように、さまざまな理由からあまりおすすめはしません。

犬は基本「早食い」「丸飲み」であることを考えると、「栄養をしっかり吸収させるため」「胃腸に負担をかけないため」に、最低でも2回に分けて与えるのが推奨されています。

老犬

老犬になっても成犬のときと同じく「1日2回」のご家庭も多いようです。

老犬と言ってもまだまだ元気なワンちゃんも多いので、その場合は無理に食事サイクルを変える必要はありません。

ただ若い頃より消化機能が衰えてきているのはたしかなので、見るからに弱ってきた、あまり食べたがらなくて食事量が減ってきたという場合は、食事回数を増やしてあげましょう。

1回の食事であまり食べてくれず、回数を増やすことで食べる総量が増えるならダンゼンそっちのほうが良いです。胃の負担軽減にも◎ですし。

3回でも4回でも増やして様子を見てあげてください。

年齢に関係なく愛犬の状況で決める

「子犬、成犬、老犬」の食事回数の目安を書いてきましたが、これはあくまでも目安であることを覚えておいてください。

子犬の時期は、体が作られる重要なときなので複数回に分けてしっかり栄養を摂ることが必須ですが、成犬、老犬の場合は状況によって臨機応変に対応していきましょう。

たとえば成犬ですが、「1日2回」が基本とはいえ、それでも空腹で胃液を吐いてしまう子もいるようです。(これは与える時間も見直す必要があるかな?)

また体質によるものか、正確科…少食で1度にちょこっとしか食べられない子(食べない子)もいます。

その場合は、1日に必要な量を食べられるように回数を増やす必要があるでしょう。

…と思いきや、「1日1回」が体にピッタリと合っている子もいます^^;

要は愛犬が元気に過ごしているなら(それが愛犬に合っているということなので)それでいいんですけどね。

ただ、それが分かるのは飼い主さんだけ!ということで、目安は参考にしつつも、愛犬にベストな食事回数を決めてあげてください。

まとめ

成長段階や、愛犬のタイプによって、ベストな犬の食事回数は変わることが分かりました。

とはいえ、短い子犬の時期を除けば、基本的に犬の体に合っているのは朝夕(晩)「1日2回」の食事回数。

1日1回のデメリットを考慮しつつ、ここを目安にして、愛犬にとって最適な回数を飼い主さんが見極めてあげてくださいね!