「太っていて歩きにくそう…病気も心配」
「ダックスだからヘルニアになったらどうしよう…」
「食事で愛犬の肥満を何とかしたい!」
このように、愛犬の肥満を気にしている飼い主さんは多いようです。実際、「肥満」「太り気味」は、病気のリスクを高めてしまうのは事実…。
そこで注目されているのがダイエット用フード。今は色々なものが販売されていますよね。食事を変えただけで愛犬が痩せて健康的になるなら、こんなにいいものはありません。
しかし、ダイエットフードを選ぶときには気を付けなければいけないことがあります。それは…
低タンパク質のものはおすすめしない
ダイエットフードと一口に言っても、本当に色々なものがあります。
ずばり「ダイエット用」と直球で書かれているものや、ライト、減量用、体重管理用と書かれているものも。
これらのダイエットフードは、中身(内容)は同じ?と思いきや…いやいや、実は全く違っていたりします。
これらのフードにほぼ共通しているのは「低カロリー」な点ですが、実は「ダイエットの内容」が違います。
- 低タンパク質で「低カロリー」なもの
- 筋肉量を増やして脂肪燃焼効果を狙った高タンパクフード
- 満腹感のサポートの為に胃に負担の少ない食物繊維を配合しているもの
- 脂肪を燃えやすくすることで話題のLカルニチンを配合したもの
- 低脂質で低カロリーなもの
など。
「ダイエット」「痩せる」という目的は同じですが、その内容には驚くほどの違いがあったんですね。
この中で、この方法が一番!と言うものはありません。その子の体質や生活環境によってもピッタリのダイエットフードは変わってきますからね。
例えば「筋肉量を増やして脂肪燃焼効果を狙った高タンパクフード」は、言ってしまえば、運動量が多い子向けのフードです。
良質な栄養を摂って、たっぷり運動して痩せる!これこそが(人にとっても)理想の痩せ方ではあるんですが…
それを運動不足の子に当てはめてはいけませんよね。それまでより高タンパクなフードをいきなりあげたら太ってしまう可能性は否定できません^^;
ただ、この中で「おすすめしない」と断言できるものはあります。それは『低タンパク質で「低カロリー」なフード』です。
健康的なダイエット?
低タンパク質のダイエットフードはなぜおすすめしないのか?
それは、犬にとってタンパク質は非常に重要な栄養素であるからです。
たしかにタンパク質を減らせばその分カロリーが低くなるので痩せやすくなるでしょう。でもそれは「健康的に痩せた」と言えないのでは?
痩せると同時に、犬にとっての必要な栄養素も摂取できずに体が弱くなってしまうかも。かえって体への負担が増して、病気になりやすくなってしまうかもしれません。
(えっと…それは痩せたんじゃなくて弱っていってるんじゃ…汗)
それに、栄養が足りないと、脂肪をうまく燃焼することもできないのでかえって逆効果の可能性もあり得るのです。。
「老犬も高タンパクフードがいいって本当?「シニア用」に隠された罠」のページにも書いているように、たとえ高齢の犬にも十分なタンパク質は必要、と言われています。
ただ痩せさせるだけでなく、「健康的に痩せる」ことを考えて、ダイエット用フードは選んであげましょう!
まとめ
ダイエット用フードを選ぶときには、「低タンパク質」のものはなるべく避けたほうがいいと思います。
脂質を抑えたり、脂肪燃焼効果のある原材料が使われているものをまずは試してみてはいかがでしょうか。
加えて、やはり運動もあわせて行うのが大事かと。食事+運動での愛犬の健康的なダイエットを応援しています。