お酢は体にいいってよく聞きますよね?中でも飲みやすくて人気なのが「リンゴ酢」だそうです。
そしてこのリンゴ酢…なんと犬にも良いという情報が!「えっ…犬にお酢!?」とにわかには信じられない私。
そこで真相を探るべく「犬とリンゴ酢」について調べてみました。
目次
リンゴ酢とは?
お酢は健康にも美容にもいいってよく聞くけど、じつはそのあたり全くのノータッチだった私。
黒酢とかすし酢(笑)とかは知っているけど、どんな種類があるのか?どんな風に摂るのか?…全然分からず。料理にも滅多に使うことがないので。(ポン酢は好きなのですが・笑)
そこにきてのリンゴ酢!さて、どんなお酢なのでしょうか?
リンゴ酢はその名の通り、りんごの果汁から作られるお酢のようです。
売られているものの多くが添加したアルコールで発酵させているそうですが、中には100%リンゴ果汁だけで作られているものもあります。
リンゴ酢にはりんごの栄養がたっぷり溶け込んでいますが、より豊富なのは、当然↑後者の100%リンゴ果汁のものです。
リンゴ酢に含まれる栄養にはどのようなものがあるかというと…
- ビタミンC、ビタミンB群
- リン、カリウムなどのミネラル類
- 有機酸(クエン酸、リンゴ酸、酢酸)
- 水溶性食物繊維のペクチン
などがあります。
「りんご」+「お酢」という体に良いもの同士の組み合わせなので、期待できる健康効果もたくさんあるようです。
犬にリンゴ酢はあげていいの?
さて、ここで冒頭の疑問にもどります。
犬にリンゴ酢はあげていいのか?(犬の体にいいものか?)
ということ。
答えは…「あげてもOK」です!
人と同じように犬にもさまざまな良い効果が期待できるようで、実際に愛犬に与えている飼い主さんも多くいらっしゃいます。
ただ与える際にはいくつか注意点もあるので気を付けるようにしてください。
「犬にリンゴ酢」で期待できる効果
まずは犬に対するリンゴ酢の効果を見ていきましょう。
人の場合で調べると、本当に数え切れないくらいの効果効能情報が見つかります。
それと当てはまることも多いのですが、やはり人と犬の体は違うのでそっくりそのまま…というわけにはいかないでしょう。
ここでは“犬”に絞ったリンゴ酢の効果をご紹介します。
殺菌効果
お酢には殺菌効果があることで有名です。生の食材が触れるお寿司の酢飯(シャリ)に使われるのも知って納得。
キッチンやトイレの掃除に使われている人も多いかもしれません。
そんな有難い殺菌効果は、体の中でもパワーを発揮。消化管内の細菌やウィルスの増殖を防いでくれるので、感染症予防に効果的です。
生肉の殺菌に使っている人も多いです。
体を強くする
リンゴ酢には免疫力と抵抗力をアップさせてくれる栄養素が含まれています。
あらゆる病気を遠ざける「強い体」を作るのに最適な食品です。
骨を強化する
リンゴ酢に含まれるクエン酸はカルシウムの吸収をよくしてくれるので、骨の強化や関節炎の予防に役立ちます。
犬の場合、かなりのカルシウムを必要とするので、量を摂るのも大変ですが、種類によって吸収率が変わってくるのでその辺も考えなければいけないのが難しいところ。
少し加えるだけで食事中のカルシウムの吸収率を上げてくれるのは助かりますね。
利尿作用による効果
リンゴ酢に豊富に含まれる「カリウム」には利尿作用があり、余分な塩分や老廃物を排出するので、心臓病や膀胱結石の予防に効果的です。
ただ、酸が尿の酸性度を上げて「シュウ酸カルシウム結石」になりやすくなる…という情報もあれば、逆に「改善によい」という情報も見つかりました。
…正直ちんぷんかんぷんです(汗)
「膀胱炎や膀胱結石によい」のはたしかなようですが、結石の種類によってはよくないかもしれないのでその辺りご注意ください。
便秘解消
有機酸が代謝をアップさせて腸の働きを活発に。消化をサポートしてくれます。
また水溶性食物繊維のペクチンが善玉菌を増やして腸内環境を整えるので、腸内ガスや便秘解消に効果的です。
皮膚トラブルの改善
先にも書いたリンゴ酢の殺菌効果。内側…のほか、外から塗っても効果が期待できます。
シャンプー後のリンス(薄めたもの)に使うことで、皮膚を清潔に保ち、細菌性の皮膚炎の改善によいとのこと。
※ただ状況によってはさらに悪化してしまう可能性もあるので、試す場合は獣医さんに相談してからにしてくださいね。
【リンゴ酢】犬への与え方や注意点など
原料は甘~いりんごとはいえ、リンゴ酢はお酢なので当然酸っぱいです。
そんなリンゴ酢を、原液そのままに与えるのは絶対にNG。胃腸を傷付けて体を壊してしまいます。
(さすがにペロペロ飲む子はいないと思いますが…ご飯に混ぜたら食べてしまう子はいると思うので。。)
与え方としては…
- 飲み水に混ぜる
- ご飯に混ぜる
が基本となります。
どのくらいの量が目安?
量についてははっきりとしたことは分からなかったのですが、とにかく「与え過ぎ」はNGです。
人の場合でも1日大さじ1~2杯が目安なので、犬ならそれよりずっと少ない量になりますね。
調べた感じ、小型犬でも小さじ1程度なら大丈夫そうですが、飲み水やご飯に“2~3滴垂らす”程度の人もいるので、個人的には小さじ1よりも少なめがいいのかなと思っています。
ワンちゃんの体の大きさにもよりますが、はじめは数滴から、最高でも小さじ1以内で様子を見てみてください。
愛犬の状況で判断する
注意点としては、先にも書いたように、結石持ちの子は気を付けるということ。(獣医さんに相談してから試す)
また少量でも少なからず刺激があるので、腸に炎症を起こしているようなワンちゃんの場合も使用を控えたほうがいいことがあります。
おすすめ!100%ピュアな「リンゴ酢」
ここで1つ、私が使っているおすすめのリンゴ酢をご紹介します。
それが「オメガニュートリション」のリンゴ酢です。
オメガ社の亜麻仁油を愛用しているので、その流れでこちらの商品を発見。品質も良さそう~ということで買ってみました。
はじめこそ犬メインで考えていましたが、それほど消費しなそうなので、自分メインで使うことになりそうです(;´∀`)
こちらお値段は355mlで約1,000円くらいします。たくさんあるリンゴ酢の中ではかなり値が張る部類です。
でもその分品質はとても良さそう^^
オメガニュートリションのリンゴ酢の特徴は以下のようになっています。
- 土壌が綺麗なオレゴン産のオーガニック(有機)リンゴを使用
- リンゴは枝から直接摘んだもの(落ちたものを使うのが一般的)
- 4~6週間じっくり時間をかけて製造
- 水で薄めたり熱処理してないから体によいバクテリアや酵素が豊富
- 単純に搾り取った100%リンゴ果汁!保存剤など一切不使用
- 炭水化物、ビタミンC、リン、カリウムなどのミネラルが豊富
- 室温で5年間長期保存OK
口コミでも、ほかのリンゴ酢と比べて「味が美味しい」と評判です^^
愛犬のご飯に使ってみた!
こちらのリンゴ酢をそのまま舐めてみたところ…やっぱり超酸っぱい!(汗)
慣れていないからかかなり強烈な酸味です(-_-;)まぁ日頃から摂ってる人でもそのままを舐めるってことはしないでしょうけどw
で、心配なのがうちの愛犬。かなり神経質なところがあるので、多分入れすぎると食べてくれないでしょう。
たとえばお薬やサプリメント。
大好物のお肉に入れ込んでも、おじや状態のご飯に数個に割って混ぜても、それだけ綺麗に吐き出す&残します(汗)
いや、逆に感心しますよ。器用ねぇ…って(笑)
だからリンゴ酢もちょこっとだけ。早速手作りごはんに3滴くらい入れてみましたが、ちゃんとに食べてくれました^^
まぁ3滴くらいじゃ…そりゃ分からないよねw
さらに言ってしまうと毎日あげなくてもいいかなと。週に2、3回を目安にあげてみようと思っています。
(正直1滴2滴と垂らすのがめんどいんですよね;ボトルから直だとドバっと出るので、一旦ちがう容器に入れないといけないのが^^;)
まとめ
犬とリンゴ酢についてまとめてみました。
中には「お酢は犬には必要ない」とする声もあります。
しかし、人とほぼ同じものを食べて健康に生きられる犬なので、当記事で紹介した効果効能も期待できそうな気がする…と思ったり。
「どっちがいい」ということを決めるのは難しいので、飼い主さんのご判断で試していただければと思います。
飼い主も愛犬もリンゴ酢で健康に近づけたらいいですね(・∀・)