秋じゃないとなかなか食べられないのが「栗」ですよね。まさに秋の味覚!
でも旬の時期には自分で拾ったり、いただきものでもらったり…で逆にたくさんありすぎて食べきれない!という場合も多いかも?(うちがそうです^^;)
そうなると「愛犬にも少しおすそ分けしたいなぁ」と思ってしまいます。
でも犬に栗って大丈夫なの?もし体に悪いのを知らずにあげてしまったら大変…
今回は、そんなあなたの疑問にお答えしたいと思います。
栗は犬にあげても大丈夫です!
結論から言いますね。
栗は犬にあげても大丈夫です!
じつは私、調べる前に「多分大丈夫だろう」ということで、手作りごはんに栗を使ってしまったんですよね…よかった~(;´∀`)
(↑はよくないです。ちゃんとに調べてからあげましょう…!)
なんか栗って中身が芋っぽいじゃないですか?芋なら大丈夫かなぁ…って。で、そんなことを考えていると「栗って何のか?」という疑問が湧きました。
イモ類?野菜?果物…これは全部ブーです。
栗って「種実類」らしいです。外側のトゲトゲが皮、剥いて艶のある鬼皮&渋皮が実、中の美味しいホクホク部分が種です。
そう…私たちが美味しいと思って食べていたのは種だったんですね!
ナッツと同じように考えると分かりやすいかもしれません。(こういう分類って結構ややこしくて私は苦手;)
ナッツは栄養豊富なことで知られているので、栗も例にもれず栄養たっぷりなのがいいところ。
栗は意外にも栄養が豊富
先日、家族に「栗って栄養あるのかな?」と聞いてしまった私です(笑)
なんか栄養があるようにそのときは思えなかったんですよね…栗さんごめんなさい。
栗は意外にも栄養たっぷりな食べものです。
100g中4.2gの食物繊維、36.9gの炭水化物、59%は水分です。
ビタミンやミネラルも豊富で、
マグネシウム、カリウム、カルシウム、マンガン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、C、葉酸、パントテン酸、ナイアシンなど)
など、色んな栄養素がバランスよく含まれていますが、特に多いのがビタミンB1やビタミンC、カリウム。
- ビタミンB1(チアミン)は疲労回復や神経を正常に保つのに必要です。
- ビタミンCは高い抗酸化力があり、コラーゲン生成にも大事。(因みに栗のビタミンCはデンプンに守られているから熱に強い!)
- カリウムは余分なナトリウムを排出してミネラルバランスを整える働きがあります。
やっぱり種子には栄養が詰まっているんだな~と改めて思いました。
ただナッツって食べ過ぎはよくありませんよね。犬に与えるときも基本「少量」がいいので、栗もそのようになります。
犬に栗をあげるなら少量がいい
栄養豊富だからといって摂りすぎるのはNG。
栗は食物繊維が豊富で便秘解消効果が期待できますが、食べ過ぎると逆に便秘や下痢になってしまいます。犬にとって繊維質は消化もよくありません。
また、カロリーも100gで164kcalと結構高めです。(1個で大体30kcalくらい)
栗はちょこっとだけあげるようにしましょう。
…っていっても「大体どのくらい?」という目安が欲しいですよね。
調べたところ、
中型犬で普通サイズの栗を1日1個程度
ということでした。
少ない~!
とあなたも思われたかもしれません(^_^;)私も思いました。
じゃあ小型犬だったら1個未満か…栗が好きな子にとってはちょっと可哀相ですね。。
ただこれはあくまでも目安です。
もっと食べても平気なワンちゃんもいますし。でも、あげすぎはよくないのはたしかなので、その辺は飼い主さんが判断してあげてください。
与えるときの注意点5つ
犬に栗はあげても大丈夫ですが、注意したいこともあります。
その注意点を5つご紹介しますね。
- 栗の皮(鬼皮)は与えない
- 渋皮もできれば取る
- 生のままは与えない
- できれば細かく砕く
- はじめはごく少量から
おそらくいないとは思いますが…硬い鬼皮が付いたまま与えるのは絶対にNGです。栗の皮は消化できないらしいので、ここはしっかり取るようにしてください。
中の渋皮も消化に悪いのでできれば取ってからあげてください。(やわらかく煮た「渋皮煮」などは人間にはいいんですけどね…)
生のままも消化に悪いです。硬いものでも何のその!のワンちゃんですが、胃腸は悲鳴をあげてしまうのでここも注意。
さらに消化のことを考えると細か~くしてあげるのがベスト。そのまま1個だと丸呑みしてしまう子も多いので、ボロボロに崩してからフードやご飯にかけてあげるといいと思います^^
最後に。
先にも書いたように「1番はじめに与えるときはごく少量」から試してみるのが安心です。
中には栗にアレルギーを持つ犬もいるそうなので、はじめはちょこっとで様子を見てあげてください。
まとめ
犬と栗について。今回の記事をまとめますと…
- 栗は犬にあげても大丈夫!
- だけどカロリーが高い&消化に悪いから少量にする
- 栗にはビタミンB1やビタミンCやカリウムが多い
- 皮は全部取って細かく消化によくしてからあげる
- 栗って実は「種」だった!
このようになります。
栗は栄養豊富ではありますが、おやつや、ほかのナッツと同じように「トッピング」のような感覚で与えるのがいいですね。
秋のお楽しみ…栗。愛犬と一緒に適量を美味しくいただいちゃいましょう^^