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犬の栄養学

犬の目が白く濁る…食事で気を付けたい「2つ」のポイントって?

「あれ?うちの子の目、ちょっと白く濁ってきたかも…」

愛犬家さんであればよく聞く話でしょうし、特に驚かれることもないかもしれませんが、それでも大切な愛犬の喜ばしくない変化は気になってしまいますよね。

そこで今回は「犬とアイケア」についてのお話です。

食事を気を付けることで、キラキラと輝きを放つ瞳を少しでも長く守ることはできないか?

シニアの愛犬の目がやはり「白っぽくなってきた…(T_T)」と感じている私が、切実な思いで調べてみました。

犬の目が白く濁る原因

まずは「犬の目が白く濁る原因」について知っておきましょう。

冒頭では「よく聞く話…だからあまり驚かない」と書きましたが、これは老化に伴う目の変化について、に限っての話。

病気でそうなってしまっているなら悠長にしてはいられません!

ここでは、「犬の目が白っぽく濁る主な原因」とされている

  • 早急に病院に行く必要のある“病気”の「白内障」
  • 老化現象の1つとされている「核硬化症」

の2つの症状や治療法についてご紹介したいと思います。

白内障

白内障…よく聞きますよね?人だけでなく犬もなるということに驚かれる方も多いです。

白内障は、目の水晶体を構成するたんぱく質が、さまざまな原因で変性してしまい、白く濁ってしまう病気です。

ここでよくある例えに「生卵」→「ゆで卵」があります。生卵はゆで卵にすることができますが、ゆで卵はもう何をしても生卵にもどすことはできません。

これは卵のたんぱく質が熱により変質してしまったから。すごく分かりやすい例えです。

卵のたんぱく質は熱により変質しますが、では水晶体のたんぱく質が変質して「白内障」となってしまう原因にはどのようなものがあるかというと…

遺伝、老化、糖尿病などほかの病気による併発、外傷…などさまざま言われています。

また白内障は、人の場合は「高齢になったらなる」というイメージですが、犬の場合は、老化によるものはもちろん、じつは「6歳以下」というまだ若い年齢で発症する遺伝性のものも多いらしいです。

遺伝により白内障を発症しやすい犬種
  • プードル
  • 柴犬
  • ビーグル
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ボストン・テリア

目が白く濁っているのを見ると「目が見えづらそうだな…」「視界が悪そうだな…」と思ってしまいますよね?

実際…そうです(-_-;)白っぽい濁りも、はじめは薄っすら程度のものが、症状が進行すると真っ白になってしまいます。

当然視力もだんだん失われていき、最悪失明してしまうことも。。

愛犬の目が見えなくなることは本当に悲しいことです。大げさでなく“胸を引き裂かれる”ような気持ちになってしまうのは私だけではないはず。

でももっと辛いのが…痛みがあること。

白内障は進行すると「ブドウ膜炎」「水晶体脱臼」「緑内障」など強い痛みを伴う眼疾患につながる可能性があるというではありませんか。

いつも思うのですが…痛みだけは何とかしてやらなければと。たとえ体が不自由になっても痛みがなければ犬は笑顔を見せてくれます。

なので犬の目の異変に気付いたら、なるべく早く病院で診てもらうことが大切です。

治療法は?

なるべく早く病院で~とは書きましたが、残念ながら犬の白内障にコレと言った治療法は無いのが現実です。。

無い…というか、とても難しいと言ったほうが正しいかもしれません。

一応犬の白内障の治療としては「内科的治療」「外科手術」の2つの方法があります。

内科的治療

お薬や点眼で治療します。…が、すでに白く濁ってしまい視力が弱っている状態を回復することはできません。

あくまでも白内障初期の「進行を少しでも遅らせる」目的で行われます。

外科手術

内科的治療とちがい“視力の回復”が見込めるのが外科手術です。

どんな手術?
目の水晶体の内容物を細かく砕いて吸引したあとに、眼内レンズを挿入する方法。

…しかし、繊細な目という部分の手術は難しくて専門の技術を持っている病院でなければいけませんし、費用も片目で20~25万くらいとかなり高額です。(場合によってはもっと)

また、そもそも全ての犬が手術をできるとは限らなくて、犬の健康状態や、症状の進行具合によっては手術ができない場合もあります。

さらには手術をしても再発する可能性や、合併症を起こすこともあるとか…。

生半可な気持ちでは選択できない方法と言えます。

核硬化症

続いては、「核硬化症」について。白内障よりも穏やかに聞いていられると思います(笑)

核硬化症とは?
水晶体の中心の「核」が、加齢で圧縮されて硬くなり、光の当たり方で白く濁って見える状態。

核硬化症は白内障とちがって“病気”ではなく(ネットでは「病気」と書かかれている記事もありますが)、年を取るとどうしても避けられない「老化現象」の1つとされています。

老化現象なので、6歳を過ぎてシニアに入った辺りからぼちぼち症状が出始める子が多いです。

核硬化症が白内障と大きくちがうところは「進行しても視力を失うことも痛みもない」こと。

………

…ε-(´∀`*)ホッ

とされませんでしたか?(笑)

じつはうちの愛犬も健康診断で思いもよらず「核硬化症」ということを宣告されて不安だったのです。今回改めて調べて↑の事実が分かって心からホッとしました。

(ただし、犬によっては視野が狭くなることもあるそうなので、あまり喜んでもいられませんが。。)

そんなわけで、核硬化症であればそれほど大騒ぎする必要もないのですが、いかんせん「白内障」と「核硬化症」は「目が白く濁って見える」という症状が似ていて区別が付きづらいのが厄介なんです。

しっかり区別するためにも、やはり一度は動物病院で診てもらうのがいいですね。

治療法は?

さて、老化による「核硬化症」に何か治療法はあるのでしょうか?これは…

残念ながらありません(-_-;)

  • 白内障とはちがい病気ではなく老化現象であること。
  • 視力を失うことも痛みもないこと。

これらの理由から、治療がされることはないようです。(というか治療法がない?)

これも正直ちょっと微妙ですよね…。いくら視力が失われないといっても、これからもっと白く濁っていっちゃうかもしれないのに、それをただ何もせず見ているだけというのも辛いものがあります。。

でも現状そういうことだから仕方ない。

ただし、治療法がないからとほったらかすのはNG。じつは白内障を併発する可能性があるそうなので、定期的に検査を受けることが大切らしいです。

これは目だけでなく体のどの部分にも言えることですよね。特にシニアになれば体のあちこちが衰えていくので、「早期発見」のためにもしっかり健康診断は受けさせたいものです。

原因はあって無いようなもの…

「犬の目が白く濁る」2つの主な原因の「白内障」「核硬化症」についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

私は、病気や外傷によるものは少なからず対策ができそうですが、遺伝や老化など…「どうしようもできない」要素が大きいなぁということを感じました。

原因(と同時に対策)はあって無いようなもの…

とでも言いますか(;´Д`)

でもそこでやはり1番大切になってくるのが「食事」だと思うのです。

だって生きるものの基本ですから。それで体ができているんですからね。

そこで「犬のアイケア」における食事面で気を付けたいことを考えてみました。

【犬のアイケア】食事で気にしたい「2つ」のこと

ここでは「犬の目の健康を守るために食事で気を付けたいこと」を2つのポイントにまとめてみました。

当記事のテーマですが…こんな後ろのほうに来てしまいました(笑)

よければチェックしてみてくださいね。

栄養バランスをしっかり

やはり基本は「栄養バランス」をしっかり考えてあげることです。

栄養バランスの崩れは、目だけでなく体全体の、そして心の不調にもつながってきます。

何かが足りてない、どこかが不調…そうなると、まるでドミノ倒しのようにそのほかの部分に悪影響が広がっていきます。

犬の食性を理解して、犬に必要な栄養素がきちんと補える食事を考えてあげましょう。

ドッグフードの場合

ドッグフードは基本的に栄養バランスが考えられているので安心…ではあるのですが、じつは犬が1番必要とする「お肉」よりも「穀物」が多い粗悪なものも多かったりします。

(たとえば「動物性たんぱく質」ではなく「植物性たんぱく質」のほうが多い…など。)

ここは原材料や成分値を見ればある程度分かることなので、しっかりチェックするようにしてください。

《関連》ドッグフードの「成分分析値」って何?どのくらいの数値がいいの

手作りごはんの場合

栄養バランスが崩れやすいのは、圧倒的にこちらの「手作りごはん」です^^;

食材からだけでは、どうしても必要な栄養素が不足がちになってしまうので、よく考えられている飼い主さんはサプリなど利用されている方が多いです。

とはいえ、「肉を1番多く」「色んな食材を使うように意識する」などの基本的なことを押さえていれば、自然と犬に必要な栄養素を補えていたりします。

↑のような情報は、今ではたくさん出ている「犬の手作りごはんの本」に書かれているので、実践するなら何冊か持っておくといいですね。(著者によっては微妙に考えが異なるため、ちがう著者のものを数冊持っておくといいです。)

※因みに私が愛用している1冊がこちら↓

手作りごはんは、ドッグフードには無いいいところがたくさんあるので、個人的にはおすすめしたいです^^(ちなみに私は半々スタイル・笑)

抗酸化成分を意識的に摂る

↑は本当に基本的なことでしたので、キモはこちらになります。

どんな生き物にも老いはやってきますが、そのスピードを早めてしまうのが「酸化」です。よく聞く言葉ですよね?

酸化は、体を作っている細胞をダメにしてしまい、病気や老化を早めてしまう厄介なものです。

しかし逆を言うと、この酸化を食い止めることができれば(もちろん完全には無理ですが)、健康と若々しさを長くキープできる!

そしてそれは目の健康においても例外ではありません。

先に書いた「白内障」も「核硬化症」も、大きな要因は老化です。なのでその老化を対策することがそのまま「目のケア」につながるのです。

酸化をブロックして、少しでも愛犬の老化を遅らせて、キラキラのお目々を守りましょう(^^)/

そのために有効なのが、食材の持つ「抗酸化成分」。これは見てそのまま、酸化に抗うパワーを持った頼もしい成分のことです。

食材に含まれる有名な抗酸化成分には以下のものがあります。

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • リコピン
  • アントシアニン
  • コエンザイムQ10
  • アスタキサンチン

などなど。

抗酸化成分について、詳しくはこちらにまとめているので合わせてご覧ください↓

食事で摂るのが難しいならサプリも検討する

上記で書いたように、食材には「体のサビを食い止めてくれる抗酸化成分」を含むものが豊富にあります。

…が、残念ながら「1日の推奨量」を食材で満たすのはなかなか難しいようです。。

そこでおすすめされているのがサプリメント。抗酸化成分をギュッと凝縮した便利なものが今ではいろいろと販売されています。

サプリメントは犬専用(ペット用)のものもありますが、原材料や量に気を付ければ、大抵のものは人用を与えても問題はありません。※その際はしっかり調べてから与えてください。

(むしろ私は「ペット用」に懐疑的なので、できれば人用をあげたい派です^^;)

ただあまりサプリメント漬けになるのもよくないので、愛犬との相性を見て、まずは1つに絞って試されてみるといいと思います。

まとめ

「愛犬の目が白っぽく濁ってきた…」

老化によるものが大きいということで、これはほとんどの飼い主さんがやがては経験することだと思います。

そこで慌てないための知識や心構え、日頃気を付けたいことをお話させていただきました。

やはり私たち飼い主にできるのは「食事の管理」なのだなと。栄養バランスの整った食事は基盤として、そこに病気と老化を遠ざける「抗酸化成分」をプラスしてあげることが犬のアイケアの鉄板なのかなと。

今回、愛犬の目が白っぽくなってしまったことで、ただ「悲しい」ではなく、これからはもっともっと食事に気を使い(疲れない程度に・笑)、体調に気を配り、たっぷり可愛がってあげたい…という愛情いっぱいな気持ちにもなれました^^

あなたも今一度じっくりと愛犬の目を覗き込んでみてください。可愛いお目々に異変はありませんか?

その可愛いお目々でいつまでもあなたを見ていられるように…気を配ってあげてくださいね。