ドッグフードには穀物が多く使われています。評判のあまりよくない安いドッグフードでよく見られるのが小麦やトウモロコシです。そしてお値段もそこそこの評判のいいドッグフードによく使用されているのが白米や玄米です。
これらは全て穀物ですが、どう違うのでしょうか?また白米と玄米ならどちらのほうがいいのでしょうか?「ちょっと気になるなぁ」というあなたはぜひチェックしていってくださいね。
小麦やトウモロコシよりも白米・玄米のほうがいい
「小麦(小麦粉)、トウモロコシ、白米、玄米」これらはドッグフードによく使われる穀物として知られていますが、ドッグフードに適しているのは断然「白米、玄米」などの米類になります。
大きな理由は、「アレルギーになりにくいから」。もちろん米にアレルギーを持つワンちゃんもいますが、小麦やトウモロコシに比べるとずっと少ないはずです。
そして白米に限りますが、消化がいい点もおすすめのポイントです。
白米と玄米ならどっちがいいの?
さて、そこで気になるのが「白米」「玄米」ならどちらがいいのか?ということです。
人間の世界では、昔から馴染み深い白米の人気はそのままに、より栄養価の高い玄米を選ぶ人も増えていっています。人によるかもしれませんが、「どちらも捨てがたい」と思われている方も多いのではないでしょうか。
実際私がそうです…(笑)美味しさ(食べやすさ)を取るなら白米、健康に気を使うなら玄米という感じ。しかしワンちゃん自身は好きなほうを選べません。だから飼い主さんがよく考えて決めることが大事。
一般的には白米よりも玄米のほうが栄養価が高くワンちゃんにもいいと言われています。
ミネラル、ビタミンが豊富で、食物繊維は白米の4倍。胚芽の部分には抗ストレス作用が期待できる必須アミノ酸のGABA(ギャバ)が多く含まれています。
しかし玄米にも欠点が…。それは「消化しづらい」こと。その点白米は消化吸収率が98%と非常に高く、これは全食品中でもトップクラスとのこと。白米は人間と同じく、効率よくワンちゃんのエネルギー源になってくれる食材と言えます。
とはいえ良質なドッグフードに使われている玄米は、細かく粉砕されていたり製粉されていたり、ワンちゃんがちゃんとに消化吸収できるよう適切な加工がされている場合が多いです。
一般的には「玄米=栄養価は高いが消化に悪い」で、白米はその逆のことが言えるかと思いますが、フードにより原料の品質はもちろん加工法なども違ってくるので「どちらがいい」とは一概には言えません。。
信頼できるドッグフードなら、使用している原材料について詳しく書かれている場合も多いのでしっかりチェックしてみるといいですね。
白米、玄米はいいとして…「米粉」ってどうなの?
ドッグフードの原材料においては曖昧な表記のものは好ましくない傾向にあります。○○類や、○○ミールなどがそうです。
それとはちょっと違いますが、米類の表記として白米、玄米の他に「米粉」と表記されているドッグフードもあります。
米粉は人間用にも普通に販売されているものなので(小麦粉にアレルギーがある方にも重宝されていますよね)、一見安心できる気がしますが…
ドッグフードに使われている場合は、結構な確率で製粉の最後に残る栄養価の低い「カス」である可能性が高いです。言わずもがな、人の食用には適していないということ。。
やはり「白米」「玄米」ときっちり表記されているもののほうがおすすめです。
まとめ
ドッグフードには、小麦(小麦粉)やトウモロコシよりも白米や玄米を使ったもののほうがおすすめです。栄養価が高くアレルギー性が低いからですね。
米類はワンちゃんが苦手な「穀物」の一種ですが、良質なドッグフードにもよく使用されているものなので適切な量であれば特に問題は無いでしょう。(1番多いのは動物性たんぱく質であることを確認して下さいね)
白米、玄米、どちらがいいとは一概に言えないので、どちらも与えてみて愛犬の状態からベストなほうをチョイスしてあげてください。