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ドッグフード選び

犬用商品にテンコ盛り!?発色剤と着色料の違いと共通すること

犬が口にする食べもの…つまり、ドッグフードや犬用おやつには「発色剤」「着色料」が使われているものが多いです。

これらは私たち人間にとっても身近な食品添加物ですが…正真正銘「体に悪いもの」です。

体の小さな犬の場合は、なおさらその危険性が気になります。

今回は、これらの添加物を使う目的や、それぞれの違い、逆に共通していることについて書いてみたいと思います。

発色剤と着色料の違い

すでに知っている人には常識かもしれませんが、中には発色剤と着色料の違いが分からないという人もいるでしょう。

あなたはいかがですか?…かくいう私も知らなかった一人です(^_^;)

この機会にぜひ覚えていってくださいね。

発色剤とは

発色剤は、食品の色を鮮やかにして美味しく見せるために使われるものです。

人では、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの食肉加工品や、イクラやすじこに。

犬用では、ウェットタイプ(缶詰)のフードや犬用のジャーキーなどに使われることが多いです。

発色剤と言えば、主に「亜硝酸ナトリウム」が使われます。

亜硝酸ナトリウムと言えば…あちこちで「危険だ!危険だ!」と言われているのを目にしませんか?

その理由は、胃の中のアミノ酸と反応して「ニトロソアミン」という発がん性物質が作られることが知られているからです。

そうなると、

美味しそうに見せなくてもいいから使わないでよ(´・ω・`)

と言いたいところですが、亜硝酸ナトリウムにはほかにも

  • 殺菌作用
  • 脂質の酸化を抑える作用
  • 原料臭を抑えて風味をよくする作用

などがあって多用されているのが現実です。

人の場合は、「毎日摂っても安全な量しか使われていない」とも言われていますが、それでもやっぱり心配ですし、規制のゆるいペット用の商品ではどれくらい使われているのか?定かではありません。

実際、安い商品では100%使っているであろう「状態の悪い原材料」の見た目をよくするために使うケースもあるみたいですし。

あとは、ジャーキーなどのおやつは摂りすぎてしまう傾向にあるので、そんな点からも犬のほうが発色剤の影響は大きいと思います。

着色料とは

着色料は、読んで字のごとく、食品に色を付けるための添加物です。

人では、飴、かき氷シロップ、ジュースなどに、犬ではやはりドッグフードやおやつに利用されています。

どうして色を付けるのか?…それは発色剤と同じく見た目をよくするためです。

赤々としたお肉はやっぱり新鮮でジューシーに見えますし、緑色だと野菜を連想して健康的に感じます。やっぱり色って大事なんですよね。

でもそれは、あくまでも人間に限ってのこと。

犬は人間のように色を識別できないので、ぶっちゃけ犬に色は関係ありません。

見た目をよくするという目的では「発色剤」と共通していますが、発色剤はその他の作用があるのに対して、着色料は本当にただ「色を付けるだけ」なんですよね(-_-;)

本当に「それだけ」で悪さをしないならまだいいですが…

icon-check-b-r 着色料には2種類ある!

着色料には、化学的に合成された「合成着色料」と、天然由来の「天然着色料」の2種類あります。

赤色2号、赤色102号、黄色4号、青色2号などと書かれているものは合成着色料で、がんやアレルギーを招く恐れがあるとされており、日本以外の国では使用を禁止しているものもあるほどです。

天然着色料にはカラメル色素、パプリカ色素、クチナシ色素などがあり、合成に比べると「安全?」と思ってしまいますが、実はそうとも言い切れないんです。

原料は天然でも、そのほとんどが抽出するときに化学薬品を使っているそうですから(-_-;)

つまり着色料は、合成だろうと天然だろうと安心できないということ。

入れる必要が無いのに入れて、犬の健康を損なっているなんて…腹が立ってしまいませんか?

…そのことを知ってから、カラフルなドッグフードが異様に不気味に感じるようになった私です(汗)

たしかに色んな色があると見ていて楽しいし、美味しそうな気もしてきますが、それは不自然に付けられた色で「犬の体に悪い」ことを覚えておきましょう。

どちらにも共通していること

どうでしょうか。発色剤と着色料の違いが少しは分かっていただけましたか?

「見た目をよくする」という目的は共通していますが、詳しく見ると色々違っているところも多いですよね。

特に着色料は「百害あって一利なし!」とも言えるシロモノでした。。

ただ、総合的に考えて両者の「共通点」をあげるとするならば…

どちらも犬の体には悪いもの!

と断言することができます。

付け足して「必要のないもの」とも。

飼い主さんが商品のパッケージをよく見て確認することで、この2つの添加物は極力避けることができます。

特に、安い商品によく使われている印象なので、割高になってしまうかもしれませんが、そこは「愛犬の健康第一」で考えてあげてくださいね。

まとめ

今回は、ドッグフードや犬用のおやつ(特にジャーキー)によく使われている「発色剤」「着色料」について書いてみました。

細かな違いはありますが、どちらも「見た目をよくするため」という、犬には関係のない目的で使われている可能性が高いことが分かりました。

それでいて発がん性があったりと体にとても悪いのですから救いがありません(;´Д`)

愛犬の口に入る商品は、裏の原材料をしっかりチェックして、このような添加物が使われていないものを選ぶようにしましょう。