犬の「噛む」欲求を満たすのに「硬いおやつ」はうってつけです。
幸せそうにカミカミしている愛犬を見ていると、何とも満足気で飼い主としても嬉しくなりますよね。
しかし…硬いということはそれだけ危険もあるということ。
今回は「犬に硬いおやつをあげるときの注意点」についてお話しようと思います。
硬いおやつを与えるならこの5つに注意!
犬用硬いおやつについて。
細かく分ければまだまだ色々ありそうですが、とりあえず今回は「5つ」の注意点について書いてみたいと思います。
ぜひ1つずつチェックしてみてください!
愛犬に合う硬さか考える
まず大事なのは、
そのおやつの硬さは愛犬に合っていますか?
ということです。
硬いおやつと一口に言っても、ひづめ、アキレス、骨ガム、豚耳…などさまざま。それぞれに硬さが違っています。因みにこの中でNO,1の硬さに輝くのが「ひづめ」です。
そういった種類の違いはもちろん、愛犬の体型、年齢、口内の様子などなど…色んな基準から「愛犬にぴったりの硬さ」のおやつを選ばなくてはいけません。
もちろん「大型犬と小型犬」では違いますし、「1歳の若い犬と15歳のシニア犬」でもこれまた違う。
また、同じ10歳でも白くてピカピカの歯を持つ歯も歯茎も健康な子と、歯石びっしりで歯周病が進んでいる子でも「ぴったりのおやつ」は違うわけです。
判断はちょっと難しいですけどね^^;
不安なら硬すぎるものはやめて、様子を見ながら与えるようにしましょう。
1日10~20分以内にする
歯もきれいで顎も丈夫!おまけに齧るの大好き!
そんなワンちゃんには、ついつい大好きな「カミカミ」をいつまでも続けさせてあげたくなります。
が、これはNG。
なんでも、10分以上毎日硬いものを噛み続けるのは歯の健康によくない…という見解もあるようです。
たしかに、硬いおやつの商品ページには、大抵「1日10~20分を目安に」と書かれています。
健康にいいと思っていたことが、逆効果になっているかもしれないので、注意が必要ですね。
硬いおやつを与える際には「1日10~20分」を目安に、食べきっていない場合でも取り上げるようにしましょう。
心を鬼にして取り上げる
硬いおやつは長時間楽しめるのがいいところですが、先に書いたように、あまり長すぎる時間与えるのはよくありません。
ある程度噛ませてあげたら取り上げるようにしましょう。
きっと愛犬は
キョトン(゜o゜)
とした顔で飼い主さんを見てくると思いますが(辛;)
ここは心を鬼にしてグッと堪えてください。
また「時間」の問題とは別に、おやつが小さくなってきて「丸呑み」の危険がある場合も素早く奪い取りましょう(;・∀・)
最後までしっかりカミカミする子ならいいのですが、飲み込めるサイズになると飲み込んでしまうワンちゃんがとても多いです。
丸呑みすると喉に詰まったり、最悪消化されずに手術が必要になるケースもあるので十分ご注意を。
※取り上げると、焦ってさらに「丸呑み」に拍車がかかる場合があるので、違うおやつと取り換える…というのも1つの方法です。
手で持って与えると安心
小さくなってきて丸呑みが心配な場合は、飼い主さんが手に持って与えてあげると安心です。
はじめは丸呑みできないサイズのものを与えて、ヤバイかな?と思ったら手であげるにチェンジ。
時間がかかるし、ちょっと大変ですが…。歯垢が溜まりやすい部分を狙って噛ませられる、などのメリットもありますよ!
また、はじめて硬いおやつをあげるときにも、まずは飼い主さんの手から与えてみて様子を見るのがおすすめ。
「こうやって噛むんだよ~」と教える意味も込めて、どんな感じで食べるかな?とチェックしてみてください。
そばについて監視する
これには賛否両論あると思います。
…というのも、硬いおやつは「お留守番」のときにあげたい飼い主さんもいるからです^^;
たしかに心細くなるお留守番時に、大好きなおやつがあると犬も嬉しいでしょうし、寂しさ、退屈を紛らわすことができるので便利なものですよね。
しかし!
やっぱり丸呑みが心配です。。喉に詰まれば最悪窒息死してしまいますし、運良く飲み込めても、今度は消化不良を起こしたり、腸に詰まる可能性も…
実際に、お留守番時に与えたおやつで犬が亡くなるケースはたくさんあります。
個人的には、お留守番のときに硬いおやつをあげるのはおすすめしません。
また、家にいるときでも飼い主さんがそばで見ていることが大事です。
↑にも書いたように、時間がきたら取り上げること、愛犬の食べ方をチェック、万一苦しそうにしていたらすぐに救助する…など、そばにいないとできませんからね。
硬いおやつをあげるときは、「飼い主さんの時間がとれるとき」と決めると良いかと思います。
まとめ
犬に硬いおやつをあげるときの注意点を「5つ」ご紹介しました。
- 愛犬に合う硬さか考える
- 1日10~20分以内にする
- 心を鬼にして取り上げる
- 手で持って与えると安心
- そばについて監視する
どんなものでも「~過ぎ」っていいことがありません。
今回の場合では、「硬すぎ」「与えすぎ」には注意が必要ということですね。
ただ、今回ご紹介した内容に注意すれば、毎日の生活に「幸せなカミカミ」の時間が加わって、愛犬の充実度がアップすることは間違いありません。
上手に「硬いおやつ」を活用していきませんか?