ところであなたは「ほうれん草」って好きですか?野菜の中でも特に栄養価が高いことで知られていますよね。
あのサッと茹でた後の鮮やかな緑色は目にも美味しいのですが、ちょっとだけ感じるエグみ?が実はちょっと苦手だったり…(調理法によってはもちろん美味しく食べれることも)
さてさて、そんなほうれん草は犬にはどんな野菜なのでしょうか?良い点、悪い点を調べてまとめてみました。
ほうれん草のカロリー:50g/10kcal
ほうれん草はやっぱり栄養価がすこぶる高い野菜だった
1年を通して販売されているほうれん草ですが、本来の旬は11月~1月になります。この時期のほうれん草は色も濃く、ただでさえ高い栄養価がさらにアップ!甘みもあるのでどんどん活用していきたい魅力が満載となっています。
特に知られているのが「鉄分」。
これはもう言うまでもありませんよね。人間にとっても貴重な鉄分の摂取源…それがほうれん草です。その含有量はと言うと…
何と牛レバーと同程度。
鉄分は赤血球を作る元。しっかり補うことで鉄不足による貧血を予防してくれます。
他にも、ほうれん草にはワンちゃんの体に良い作用をしてくれる栄養がたっぷり。簡単にご紹介しますね。
βカロテン
体内で必要な分がビタミンAに変わる、高い抗酸化力を持つ脂溶性ビタミンです。活性酸素の働きを抑えてがんの予防に効果を発揮。
ビタミンA
目、粘膜、皮膚の健康維持に欠かせないビタミン。すくすくと健やかに成長するためにも必要です。
ビタミンC
免疫力アップをサポートしてくれるので風邪予防に効果的。ビタミンEと一緒に摂るとより効果が強力に。熱に弱いのが難点。
カリウム
体の中に溜まった余分な塩分を体外に排出する作用に優れています。
マンガン
捨ててしまう人も多いかもしれない、根本の赤い部分に多く含まれています。丈夫な骨の形成を助けてくれる効果が。
他にもビタミンB12、葉酸、マグネシウム、亜鉛などの微量栄養素もしっかり!
犬にほうれん草…この1点だけは気をつけるべき
「ほうれん草に栄養が豊富なのは分かっていたけど、よもやここまでとは…」と少しびっくりされた方も多いのではないでしょうか。
冒頭にも書いたように私はちょっとだけ苦手ですが、調べてみて改めてその素晴らしい栄養価の高さに驚いたので、今後はもうちょっと積極的に食べていきたいです。
そしてそして、「こんなにいいお野菜、愛犬にも与えたいわ~」と思われている飼い主さんもいるでしょう。もちろんワンちゃんにもほうれん草は与えてOK。ただ1点注意したいことがあります。
それは、すでに知っておられる方が大半かと思いますが、「シュウ酸」の存在です。ほうれん草には数ある野菜の中でもシュウ酸が多いことで有名。
シュウ酸はカルシウムとくっついて「シュウ酸カルシウム」となり、尿路結石症の原因になると言われています。(鉄とくっついて鉄分の吸収率を低下させる、とも…)
ですので、すでに結石の持病があるワンちゃんにはむやみに与えないほうがいいでしょう。与えるにしても事前に獣医さんとよく話し合ってからにしてくださいね。
シュウ酸を減らすポイント
持病は無いけどシュウ酸が心配…というあなたへ。その場合は、少しでもシュウ酸を減らす工夫をしましょう。
シュウ酸は水に溶けやすいので、下茹でしてから水に浸すことで、完全に0にはできなくとも量を少なくすることができます。
また体内のカルシウムと結合させにくくして早めに体外に排出させるために、他にカルシウムが豊富な食材(煮干しやチーズなど)を一緒に摂るといいようです。
手作りごはんに使うならまとめて茹でて冷凍しておくと便利
特にほうれん草は、シュウ酸対策としてサッとでも加熱したものを与える方が多いでしょうから、1度にまとめて茹でて小分けにして冷凍しておくと便利ですね。
「ちょっと緑物が欲しいなー」というときも、ほうれん草をちょっとプラスしただけで彩りの良い手作りごはんができあがり。
ほうれん草に限らず、基本加熱して与えるものは一度に調理してしまうと楽ですね。
我が家は更にその先(?)複数の野菜を一度に煮込んでしまって、自家製ミックスベジタブルのようにして分けて冷凍しています。その都度やっていると時間が勿体無いので…。いえ、これは手抜きではなく画期的な時短技です!(笑)
毎日のことなので、少しでもストレス無くやりたいものですね。
まとめ
今回調べたことで、ほうれん草の魅力をたっぷり知ることができました。人間にとっても犬にとっても健康な体をサポートしてくれるとても心強い野菜だったんですね。
飼い主があまり食べないもので愛犬にもそれほど与えたことが無かったのを反省…。これからはもっと活用していきたいと思います!