わんごはん食材辞典

犬にアボカドは絶対にあげちゃダメ?有名フードと本から推測してみる

突然ですが、問題です。濃厚な口当たりで、まぐろと一緒に食べるとまるでトロのような食感に感じる食べ物は何でしょうか?

…はい、それは「アボカド」ですね。管理人はアボカドが大好きで、よくマグロの漬け丼にして美味しく頂いています。

その際、ついつい愛犬にも一口あげたくなってしまいますが、果たしてあげてもいいのでしょうか…?今回は犬とアボカドのお話です。

アボカドのカロリー:100gで187kcal

アボカドは栄養価が高く「森のバター」と呼ばれている

まず、アボカドについてちょこっと説明。アボカドは脂肪分がたっぷりで「森のバター」と呼ばれていることは結構有名です。それもそのはず、可食部の約20%が脂肪分なんです。

それは実際に食べるとよく分かりますよね。ねっとり濃厚な口当たり、アボカド自体に味はあまりしませんが、他の食材と一緒になるとコクが出てとっても美味しくなります。

栄養価がめちゃくちゃ高いのも魅力の1つ。

ビタミン類やミネラル類がどちらも10種類以上も含まれています。高い抗酸化作用を持つビタミンEや糖質の代謝を助けるビタミンB1、体内の余分な塩分を出してくれるカリウムや、鉄やリンなどのミネラルもたっぷり。

またアボカドの脂肪酸はほとんどが不飽和脂肪酸で、特に多いのがコレステロールを下げる効果が期待されているオレイン酸です。

美味しくて栄養も摂れる…人間にとってのアボカドは非常に魅力的な食材と言えます。

アボカドは犬には危険な食べ物?絶対にあげたらダメ?

人間には嬉しい食材、アボカド。ではワンちゃんにはどうなのでしょう?犬とアボカドについて調べてみると、そのほとんどの情報では「犬にアボカドはNG」ということでした。

理由は、アボカドに含まれる「ペルシン」という成分が犬にとって中毒症状を引き起こすからだそうです。

因みに人間は大丈夫。下痢や嘔吐程度ならまだしも、最悪の場合は死に至ることもあるようで、食材の危険度レベルはかなり高い模様。

しかしながら、ここで2つ疑問が浮かびます。その疑問とは…

  • アボカドを使ってる有名なドッグフードもあるけど?
  • 犬の手作りごはんの本にはレシピに「アボカド」があるけど?

これは一体どういうことなのか…詳しく見ていきましょう。

アボカドを使ってる有名なドッグフードもあるけど?

「アボダーム」など海外の有名なドッグフードの中にはアボカドを使ったものがありますよね。皮膚疾患や涙やけにいいと愛用されている方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、「アボカドは危険」と分かった後では「大丈夫なの?」と心配になってしまう方も多いのではないでしょうか。

これについては、アボカドの品種からまずお話します。

実はアボカドにはたくさんの品種があり、その品種によって有毒成分のペルシンの量にはかなりの違いがあるんだそうです。

アボダームなどのドッグフードに使用されているのは、ペルシンの量が少ない品種ということ。それから加工の段階で無毒化している、という情報もあります。

この説明で100%安心できるかは飼い主さん次第ですが…何年も人気商品であることが1つの目安になるかとは思います。

犬の手作りごはんの本にはレシピに「アボカド」があるけど?

ネットでは「危険」「ダメ」「あげないほうがいい」という否定的な意見が目立つのですが、私が持っている犬の手作りごはんの本にはアボカドがNGとは書いてありませんでした。

というよりも普通にレシピの材料として載っています^^;

私が持っている本に限らず、犬の手作りごはん関係の本のほとんどは獣医さんやペット栄養管理士さんなどその道のプロの方が関わっていると思うのですが、それなのに、少しでも食べたら危険なものを載せるかな?そんないい加減なことできるかな?と思うんです。

たしかに危険な要素のある食材であることはたしかですが、あくまで「危険」となってしまうのは摂りすぎた場合ではないかと…。

適量の範囲内ならばそれほど警戒する必要は無い気もします。(どのくらいが適量かは、体重、体調、年齢等によって変わるので一概には言えません;)

我が家ではたまに少量を与えることがあります。

※日本のスーパーで販売されている一般的なものは「グアテマラ種」で、この品種はペルシン量がかなり多いんだそう…。その一方、最近のものは品種改良で少ないものになっているという情報もあり、未だ明確なことがわかりません。。

心配ならあげなくてOK。アレルギー体質の子は特に注意を

アボカドは栄養価が高いのが何よりも魅力ですが、心配ならばもちろんあげなくてOKです。他にも栄養たっぷりの食材はたくさんありますからね。

因みにアボカドを普通に与えていても何も問題の無いワンちゃんも多いです。

先述したように、ペンシン量が少ない品種だったのか、もともと耐性のあるワンちゃんだったのか…実は今現在でも犬とアボカドの関係には分からないことが多いのです。。

ただ最も注意したいのはアレルギー体質のワンちゃんです。

普通の子が下痢、嘔吐で済む場合でもアレルギーのワンちゃんだと重篤な状態になる可能性が高いです。たとえ品種改良されてペンシン量が少ないものでも、その少しの量に反応してしまうのですね…

繰り返しますが、心配なら無理にアボカドを与えなくてもいいでしょう。愛犬の体質を見て飼い主さんが判断してあげてください。

まとめ

犬に与える食材の中でも特に注意したいのがアボカドだということが分かりました。とはいえ、一口も絶対に与えてはいけないというわけでもないので、その危険性を理解したうえでどうするかは飼い主さんがよく考えて決められてください。